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Story わたし物語

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愛知県岡崎市

◆ミセスオブザイヤーワールド2023 準グランプリ受賞!
・小林 貴美(こばやしきみ)さん
岡崎聾学校出身
2023年 Mrs of the Year WORLD 2023準グランプリ
2023年 岡崎市と茅ヶ崎市の「ゆかりのまち」提携40周年を記念して第2回茅ヶ崎コレクションに岡崎市代表として参加

多様な女性が参加するミセスコンテストの世界大会「ミセスオブザイヤーワールド2023」に初出場し、準グランプリを獲得したのは若松町に住む小林貴美さんです。
小林さんは生まれつき耳が聞こえないことから、大会では「翼をください」を手話歌で歌うことや、手話の普及を呼びかける60秒の英語スピーチを国際手話で行うことで自分を表現。また、日本代表として着物ドレスでのウォーキングも披露しました。
大会に出場したきっかけは、パートナーから「ミセスオブザイヤーに出てみたら?」という声掛けがあったから。初めは、耳が聞こえないことから自分の発音に自信がなく、人前に立つ自信もありませんでしたが、“手話を広めたい”という思いでチャレンジしてみようと一歩を踏み出しました。
大会の準備期間や大会中はたくさんのサポートがあったと振り返ります。英語スピーチは、自分の発音が合っているのかわからないため、講師やパートナーに聞いてもらいながら練習。また、「翼をください」の手話歌は、耳が聞こえないことからリズムをつかむのが難しいため、パートナーの指揮を見ながら披露しました。練習の成果もあり、本番は大成功!「皆さんから、感動したよ、というお声をいただけたことがうれしかった」と話す小林さん。パフォーマンスや人間力、コミュニケーション能力などが総合的に評価され、ファイナリスト約70人の中で見事準グランプリに輝きました。「結果発表の際に名前を呼ばれたときは、本当に夢みたいでした。大会に参加する前は、コミュニケーションをとることが苦手でずっと孤独を感じていましたが、大会を通して自分の思いを伝えることができ、今では自分に自信が持てるようになりました」と笑顔で話します。
小林さんの夢は、「手話が当たり前になり、誰もがコミュニケーションをとることができる世界をつくること」。そのために手話を伝え、広めることが自分の使命だといいます。これからも誰一人とり残さない世界を目指し、手話を発信することでみんなの心と心をつなぐ架け橋となることでしょう。

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