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Story わたし物語

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愛知県岡崎市

◆実力の差は努力の差 やらなきゃ前に進めない

・林 美希(はやしみき)さん
翔南中学校出身。中京大学附属中京高等学校3年生
第20回U20アジア陸上競技選手権大会 100mハードル優勝 七種競技2位
全国高等学校総合体育大会 100mハードル・七種競技 2年連続優勝

10台のハードルを飛び越えながら100mを走るタイムを競う100mハードル。ハードルや走高跳、砲丸投げなど計7種の競技を行う混成種目、七種競技。そのどちらにおいても華々しい成績を収めるのは、現在高校3年生の林さんです。
陸上競技との出会いは小学5年生のとき。市の大会で100m走に参加し、競技経験が無かったにも関わらず優勝。クラブチームから誘いがあり陸上競技を始めました。得意種目はやはりハードルで、七種競技もハードルを軸に得点を重ねるプレイスタイル。「1台1台越えていくときに加速していくのが感じられておもしろい」と大好きなハードルについて話します。
6月にはアジア陸上競技選手権大会に出場し、韓国の地でアジア各国のジュニア選手たちとしのぎを削った林さん。当日は気合を出すため叫ぶ選手もいて、日本との雰囲気の違いを感じたといいます。結果として100mハードルで優勝、七種競技で2位の大健闘。「他の種目で優勝した日本人選手を見ていたから、自分も絶対優勝するという気持ちで挑んだ。優勝がわかったときはうれしかった」と振り返ります。
さらに、8月に北海道で行われた全国高校総体でも、100mハードルと七種競技で2年連続2冠という偉業を成し遂げました。前回優勝者というプレッシャーの中で勝ち取った勝利です。このとき100mハードルで2位だった片山さんは小中高と一緒に陸上競技をやってきた友人。林さんは「練習では支えあえる仲間であり、試合では良きライバルである片山さんの存在が優勝につながった」と話します。
“実力の差は努力の差”という言葉を大切にしているという林さん。「努力したことの全てが報われるわけではないけれど、やらなきゃ結果はついてこない。やった分だけ、少しは前に進めると思っている」とアスリートらしい顔を見せます。今後の目標は、100mハードルで日本人では5人しか達成者のいない12秒台を出すこと。大きな目標に向かって、林さんは今日も突き進みます。

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