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Story わたし物語

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愛知県岡崎市

■自信作の「紅ほっぺ」が県内No.1に輝く!
・鈴木 栄滋(すずき えいじ)さん
「愛知県いちご品評会」で最高順位「農林水産大臣賞」を2年連続受賞(通算3度目)

岡崎市は県内有数のいちごの産地であることをご存じでしょうか。その歴史は昭和前半にさかのぼり、販売高は10億円※を超えています。
鈴木さんは、1月23日に開催された愛知県いちご品評会で、173点の力作が勢揃いするなか、最高順位となる農林水産大臣賞を受賞。昨年度に引き続き2年連続、通算3度目の受賞という快挙を成し遂げました。「一生に一度取れるかどうかの賞。ずっと狙っていたので最初に受賞したときはやっと取れた、という気持ち。まさか3度も受賞できるとは自分でも驚きです」と受賞の喜びを語る鈴木さん。3度目となった今年は受賞した瞬間、岡崎市のいちご農家さんたちの顔が思い浮かんだそう。「おいしいいちごを届けたい一心で共に頑張っている仲間たちへの想いが込み上げてきた。この賞は岡崎が取った賞です」。
品評会の審査項目は、外観、重量、糖度、食味です。最後は味が決め手ですが、1パックに入った8粒のいちごの大きさ、形、色が均一に整っていなければ味の審査まで進むことができないため、外観もかなり重要です。「妥協せず、最後まで責任が持てるいちごを育てる」を信念に真摯(しんし)にいちごを作り続けてきた鈴木さん。「見た目、味、全ての点において、バランスがとれたいちごでなければ賞は取れません。自信作の紅ほっぺの質の高さを認めてもらえたことは最高の誇り」と、評価された喜びがあふれます。
岡崎市には研修や農地貸付などを通じて新規就農者をバックアップする「いちご塾」があります。「農業は人がいてこその仕事」だと話す鈴木さんの今後の目標は、次世代の担い手をしっかりと育てて現在の生産力を保っていくこと。鈴木さんの受賞は次世代に希望を与え目標となり、岡崎産いちごはさらに盛り上がっていくことでしょう。

※JAあいち三河管内(岡崎市・幸田町)

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