ニューポートビーチ市と本市は、国際親善や文化交流を目指し、1984年(昭和59年)に姉妹都市の提携を結びました。今年は提携40周年の節目の年です。海を越えた交流を通して、これからも両市の絆を深めていきます。
■ニューポートビーチ市ってこんなところ
▽太陽が近く感じられる街
温暖な気候に恵まれ、西海岸最大のレクリエーション・ボート港には9000隻ものヨットやボートが停泊しています。
2010年の世帯収入調査で全米1位に輝いたことのあるこの街には、往年の西部劇スターであるジョン・ウェインをはじめ多数のハリウッドスターや、多くの著名人が居を構えてきました。地中海的な爽やかな気候は過ごしやすく、広々とした海水浴場、さまざまなマリーンスポーツ施設、各種会議・宿泊施設を備えたホテルなどがあり、リゾート地として有名です。
市内には金融や保険などサービス産業のほか多数の事務所が建ち並び、また市周辺には航空、通信などの先端技術産業の研究生産拠点もある、治安のよい洗練された街として注目を浴びています。
▽Data
姉妹都市提携日:1984年11月27日
面積:130.09平方キロメートル
人口:82,419人(4月1日現在)
■交流の経緯
1982年にバルボアロータリークラブ(ニューポートビーチ市)の岡崎市来訪と、同年の岡崎市中学生使節団のニューポートビーチ市派遣をきっかけに交流開始。
1984年4月にニューポートビーチ市長が本市へ来訪し、姉妹都市提携の希望が伝えられました。
本市は姉妹都市提携調査委員会でニューポートビーチ市を姉妹都市候補に選定し、定例市議会で承認を得ました。同年11月27日、提携調印使節団がニューポートビーチ市を訪問し、市庁舎議場において姉妹都市提携の調印が行われました。
■今年度の交流
提携40周年記念
2024 5月・6月・7月
▼ニューポートビーチ市の訪問団が岡崎市へ来訪
▽5月31日~6月2日 市民訪問団14人
5月31日に、ニューポートビーチ市民を岡崎市役所にお招きし、芸術家ピアース・ミーハン氏が制作したニューポートビーチ市からの寄贈品「INDIVISIBLE(インディビジブル)」という作品の除幕式を行いました。
「INDIVISIBLE」とは“分割することができない”という意味を持ち、両市の強固な友好関係を象徴しています。両国の国旗と岡崎市の市章から着想を得たこの作品は、ヨットやサーフボードに使われる素材でできており、ニューポートビーチ市らしさが詰まった記念品です。
この日の夜に開かれた歓迎夕食会では、グレート家康公「葵」武将隊の演舞を鑑賞し、翌日は味噌蔵や石材店などをめぐることで岡崎市の魅力に触れ、滞在を楽しみました。
▽6月20日~24日 青少年訪問団7人(うち引率2人)
ニューポートビーチ市の青少年訪問団一行は、岡崎北高校や図書館交流プラザで高校生と交流を行いました。岡崎北高校では授業を一緒に受けて英語で俳句を詠んだり、図書館交流プラザの調理室ではお好み焼きや黒糖まんじゅうなどを作ったりと、本市の高校生との交流を通して、日本の教育や食文化に触れました。また、ホームステイを通じて日本の一般家庭での生活を体験しました。
▼岡崎市の訪問団がニューポートビーチ市を訪問
▽7月8日~13日 市民訪問団8人(うち引率1人)
市民訪問団はニューポートビーチ市滞在中、市役所、図書館、老人ホームなどを見学しました。また、9日の夕方に開かれた市議会にも特別に出席し、団員の紹介や記念品の贈呈を行いました。訪問団は市内視察や歓迎夕食会などを通じて多くのニューポートビーチ市民と親交を深め、両市の交流を促進することができました。
▽7月25日~31日 青少年訪問団8人(うち引率1人)
岡崎市の高校生7人は現地で4泊5日のホームステイを行いました。滞在中はニューポート湾でのクルージングやサイクリングなど、ニューポートビーチ市での生活を満喫しました。最終日には、ニューポートバルボアロータリークラブ主催のバーベキューパーティーが開催され、両市の若者たちが相互理解と友情を深めました。
海を越えた交流を通して、友好な関係を築きあげてきたニューポートビーチ市と岡崎市。これからも姉妹都市として親交を深めていきます。
問合せ:多様性社会推進課
【電話】23-6656【FAX】23-6626
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