■岡崎市長 内田康宏
新年あけましておめでとうございます。
市民の皆様には清々しい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
今年の干支の巳(蛇)は、皮を脱ぎ捨て新たな姿に生まれ変わる様子から復活と再生の象徴とされています。この象徴的なタイミングで、多くの皆様から力強いご支援を賜り、市長として3期目の市政を担わせていただき、岡崎の再生そしてさらなる発展に取り組めることに感謝申し上げるとともに、子どもたちが笑顔で輝くまちに向けて「岡崎再生」に全力で取り組んでまいります。歴史を未来につなげて安心・安全に暮らせる活気のある「歴史と未来が調和するまちづくり」、産業構造の変化に対応したモノづくりと地域文化や自然を活かした「地域の声を大切にしたまちづくり」を着実に進めてまいります。
今年1月からは、新たな西部学校給食センターが完成し供用開始となります。新・西部学校給食センターは、令和2年度の第2期市政の際に基本計画を進め、令和4年度からPFI事業として施設整備を行ってまいりました。安心・安全な給食の提供はもちろん、2階には、見学コーナーやテストキッチンなど食育のための機能を持ち、さらに水害発生時に周辺住民が垂直方向に緊急避難が可能な施設であるとともに、学校給食センター内に災害用備蓄庫を設置するなど地域の防災力向上に資する施設となっています(詳しくは、本紙P6特集をご参照ください)。
加えて、令和7年秋に開業予定の(仮称)三井アウトレットパーク岡崎を核としたまちづくり、令和8年度末に造成完了予定の阿知和地区工業団地造成事業と本市初のスマートインターチェンジの一体整備、令和11年度に完成予定のまちと人がつながるおもてなしの玄関口としての東岡崎駅(ひがおか)リニューアルのほか、子ども医療費(通院)の助成対象者拡大などの子育て支援、教育の充実、交通渋滞の緩和、地産地消の農業の推進、高齢化対策、若者たちのキャリアを応援、医療のレベルアップを始めとした施策を進めるとともに、ゼロカーボンシティといった社会環境の変化にも的確に対応してまいります。
このまちに生まれ育った子どもたちが、自らのふるさとに対し、これまで以上の愛情と誇りを持てる、そんな「夢ある新しい岡崎」の実現に全力で取り組んでまいります。
新しい一年が皆様にとりまして笑顔あふれる素晴らしい年となりますよう心からお祈り申し上げます。
■岡崎市議会議長 簗瀬 太
▽年頭のごあいさつ
新年明けましておめでとうございます。
市民の皆様には健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年は、岡崎の楽市創設による開市から500年が経過した節目の年でありました。一昨年に放送された大河ドラマ「どうする家康」を契機に徳川家康公ゆかりの地としての賑わいが創出され、さらに東海オンエアの聖地を巡る集客、岡崎歌舞伎やジャズ、岡崎アスリートを応援する様々なイベントにも大変な盛り上がりが感じられた1年でした。
市議会におきましては、任期満了に伴う改選により、37人が新たに4年間の議員の任期を務めることとなりました。市民の負託を受けました議員一同、強い使命感を持ち、活発な議論を重ねてまいる所存です。
一方、不安定な世界情勢と円安の影響による物価高騰が依然として続いており、市民生活や地域経済に様々な影響を及ぼしています。地方自治体においては、地域経済の再生をはじめ、加速化する少子化への対応、脱炭素化の推進、頻発する自然災害への対応など喫緊の課題が山積しております。
議会の役割がますます重要になる中で、本年4月には本市議会が中核市議会議長会の会長に就任することが決定されております。地方の切実な思いを全国の議会とともに、しっかりと国へ届けてまいります。
また、本市議会では、昨年11月の臨時会において、新たに二つの特別委員会を設置しました。
「PFI事業検証特別委員会」では、本市で実施しているPFI事業の効果や課題を検証し、今後のPFI事業の在り方及び採用基準等を検討してまいります。
「市民病院のあり方検討特別委員会」では、平成10年に現在の場所に移転、開院した市民病院の老朽化が進む中、持続可能な地域医療の提供体制を確保するため、抜本的な経営改革を含む経営強化を進めるに当たり、議会としても今後の市民病院の在り方について調査、研究を行ってまいります。
本年も市議会議員一丸となって、市政の充実に情熱と信念を持って取り組み、市民の信託に応えられるよう、議事機関としての責務を果たしてまいります。
市民の皆様のご健勝とご多幸を心から祈念するとともに、今後ともご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げ、新年のごあいさつとさせていただきます。
■市議会議員一同
あけましておめでとうございます
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