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自治体の皆さまへ

特集 下水道使用料を改定します

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愛知県岩倉市

この度、公共下水道事業の経営状況の改善を目的として、令和7年4月1日から下水道使用料を改定(値上げ)することとなりました。
市民の皆さんにはご負担をおかけしますが、将来に渡り安定的・持続的なサービスを提供するため、使用料改定にご理解いただきますようお願いします。

■下水道使用料は何に使われているの?
▽下水道管や処理場の維持管理費など、汚水を処理するための費用等に使われています。
私たち一人一人が毎日流している生活排水。この生活排水が川や海を汚している原因の一つといわれています。私たちは川や海をきれいにして、美しい自然を次の世代に残していかなければなりません。
下水道を整備することで、川や海などの自然環境を守り、衛生的で快適な生活ができる、水路や側溝に流れる生活排水が減り、蚊やハエの発生を防ぐ効果が期待できます。

■どうして使用料改定が必要なの?
▽汚水処理費用※に対して、十分な使用料が得られていないためです。
下水道事業は、下水道を使用した人が支払う使用料で経費をまかなうことが原則です。
市では消費税および地方消費税の改正を除き、平成7年2月の供用開始以降、現行の下水道使用料を維持してきましたが、汚水処理費用に対して十分な使用料を得られていないため、不足分を市税等の公費で補填しており、下水道の利益を受けていない人の税金が使われています。
このような状況を改善し、将来にわたって安定的かつ持続的に下水道事業を運営するために、下水道使用料を改定するものです。
※汚水処理費用…下水道管や処理場の維持管理にかかる費用

令和5年度は、汚水1立方メートルに要した処理費用約150円に対し、得られた使用料は1立方メートルあたり約85円で、その差額は公費で補填しました。
今回の使用料改定を行っても、汚水処理費用に対して使用料収入が不足している状態です。

■今までどのような経費削減の取組をしてきたの?
▽人件費や委託費などの経費削減に努めてきました。
主な取組:
・人件費の削減…部・課の統廃合、検針徴収総合業務の民間委託
・事務経費の削減…管路調査業務の共同発注 下水道排水設備関係事務を近隣自治体と共同化

■新しい使用料金額はどうなりますか?
下の表が改定前後の比較です。基本使用料のみだった5立方メートル以下の従量使用料を新設しました。
(1カ月あたり・税別)

▽下水道使用料のモデルケース
※岩倉市における2カ月の平均排水量は約30立方メートル
(2カ月あたり・税込)

排出量は使用水量のお知らせの下水排出量をチェック!
※詳しくは、本紙をご覧ください。

■他市に比べて割高になるのでは?
▽県内他自治体と比較しても割高ではありません。
愛知県内に50ある事業体の中で、現在の下水道使用料は安い方に入ります。
改定後もちょうど中ほどに位置することになり、決して割高ではありません。

1カ月20立方メートル使用した場合の使用料の比較(税抜・令和6年10月1日時点) (単位:円)

※県が公表しているデータを元にしているため、実際の金額とは異なる場合があります。

■いつから使用料が変わるの?
▽偶数月検針地区は令和7年6月検針(4・5月使用分)、奇数月検針地区は令和7年7月検針(5・6月使用分)から新料金になります。

■今後また使用料改定を行う予定はありますか?
▽定期的に見直しを行い、使用料の改定を検討していきます。
今回の使用料改定を行っても、汚水処理費用に対して使用料収入が不足している状態ですので、今後の社会情勢等を考慮しながら継続して審議を行い、段階的に下水道使用料の改定を検討していきます。

その他、下水道使用料改定についての詳細は、市ホームページをご覧ください。

問合先:上下水道課下水道グループ
【電話】38-5815

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