名称:西寳車(さいほうしゃ)
場所:西之口
種別:市指定有形民俗文化財
西之口の神明社の祭礼には西寳車と雷神車の2輌の山車が曳き出されており、西寳車は五穀豊穣と無病息災が願われています。帳箱の墨書には文化14年(1817)とあり、19世紀初頭が祭りの起源と予想されています。
知多半島の山車は大きく分けて、知多型と名古屋型に分類され、西寳車は名古屋型にあたりますが、上山高欄の正面が閉じる構造になっており、これは名古屋市周辺には認められない形状です。名古屋型の山車の変遷がわかるものとして貴重です。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>