このコーナーでは、弥富市のまだまだ知られざる歴史について、弥富ふるさとガイドボランティアが紹介していきます。
◆弥勒寺(みろくじ)
弥勒寺は明応9年(1500年)、旧海東郡桂村(現在のあま市七宝町)に広済寺の末寺として創建されました。本尊の銅造阿弥陀如来坐像(どうぞうあみだにょらいざぞう)もそのときに作られました。
天正12年(1584年)の蟹江合戦で織田方に攻められ寺は焼失してしまいましたが、本尊は残り、以後100年以上にわたって大切に守られてきました。
元禄元年(1688年)に再建されましたが、鳥ケ地に寺がなかったことから同4年(1691年)筏川沿いに移築され、さらに同12年(1699年)現在の場所に移されました。
明治24年(1891年)の濃尾大地震で、楼門など一部を除き建物の大半が倒壊しましたが、本堂は同31年(1898年)に再建されました。
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