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やとみ歴史探訪

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愛知県弥富市

このコーナーでは、弥富市のまだまだ知られざる歴史について、弥富ふるさとガイドボランティアが紹介していきます。

■黒宮重佳(しげよし)記念碑・六條津島神社

黒宮重佳記念碑は、筏川沿いの六條新田交差点近くにあります。文化11年(1814年)、六條新田に生まれた重佳は、幼少の頃から学問を好みました。のちに砂郊(さこう)と名乗って書や文、俳句などを極め、弘化元年(1844年)から明治5年(1872年)までの約30年間、寺子屋の先生を務めました。明治維新前後には600人以上の門下生を出すほど規模の大きな寺子屋で、門下生の中には東京など各地で活躍した者もいました。
重佳は明治12年(1879年)66歳で亡くなりましたが、同28年(1895年)に門下生らがこの碑を建て、彼の徳行を今に伝えています。
碑の向かいには津島神社があります。この神社は、筏川に津島天王祭の神葭(みよし)が流れ着いたことを記念し、慶安3年(1650年)に勧請(かんじょう)(神仏の分身・分霊を他の地に移してまつること。)されたと伝えられています。

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