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再発見!わがまちの文化財・施設紹介vol208

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愛知県新城市

■徳川家康十六神将図
徳川家康十六神将図(しんしょうず)は、徳川家康を頂点に置き、家康が江戸幕府を開くにあたって大きく貢献したとされる家臣16人を描いた絵画になります。選ばれた武将が16人なのは、仏教の釈迦十六善神(しゃかじゅうろくぜんしん)と関連付けたと言われていたり、徳川家康を薬師如来、その守護神である四天王を徳川四天王、それに十二神将を加えて十六神将としたとも言われています。
このような図は、江戸時代に多く製作されるようになり、優れた武将としてその功績を称える目的があったと思われます。また、絵画によって、描かれる16人が異なることがあります。
今回ご紹介する絵では、酒井忠次(さかいただつぐ)・松平康忠(まつだいらやすただ)・井伊直政(いいなおまさ)・榊原康政(さかきばらやすまさ)・本多忠勝(ほんだただかつ)・大久保忠世(おおくぼただよ)・平岩親吉(ひらいわちかよし)・鳥居元忠(とりいもとただ)・鳥居忠広(とりいただひろ)・大久保忠佐(おおくぼただすけ)・内藤正成(ないとうまさなり)・高木清秀(たかぎきよひで)・渡辺守綱(わたなべもりつな)・服部正成(はっとりまさなり)・米津常春(よねきつつねはる)・植村家政(うえむらいえまさ)の16人が描かれています。家康と血縁のある松平康忠と四天王が家康の近くに配置され、その下に他の12人が配置されており、16神将図によくみられる構図となっています。それぞれ描かれた人物は、家紋をヒントに特定することができます。
この絵画は、現在、設楽原歴史資料館で展示を行っています。ぜひ実物をご覧いただき、どの武将がどこに描かれているか探してみてください。

問合せ:設楽原歴史資料館
【電話】22-0673

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