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福祉のお仕事 第2話

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愛知県新城市

■連載 福祉のお仕事
新城市には「新城市福祉従事者がやりがいを持って働き続けることができるまちづくり条例」があります。福祉に関わる仕事は多岐にわたり、私たちの生活に欠くことはできません。やりがいと魅力ある「福祉のお仕事」を隔月で紹介しています。

■保育士
保育士はかつて「保母」や「保父」といわれていた、国家資格の職業です。
保育の保は「保護(養護)」の「保」、保育の育は「教育」の「育」を示しています。つまり保育とは、「養護(全ての子どもを慈しみ、保護し、気持ちを受け止め、それに丁寧に応え、どんなときも子どもを主体として扱う姿勢や思いのこと)」と「教育(子どもの願いを形にしていく手伝いをする営みのこと)」を一体化するという意味があります。幼児期の教育は、保護(養護)しながらでないと成り立たないため、子どもを愛おしく思い、守るという姿勢があって初めて教育が成り立つということを表現しています。
現在、新城市ではこども園や民間保育所などで多くの保育士が活躍しています。

▽保育士の仕事
保育士の仕事と聞くと「お世話をしている」「子どもと遊んでいる」というイメージを持たれるかと思います。
確かに乳児から小学校入学前までの子ども達を預かり、生活全般のお世話をしながら、基本的な生活習慣を身につけられるよう働きかけていますが、心身の発達を促して社会性を養う必要があり、子どもの成長にとって重要な役割を担っているといえます。
朝、子どもの健康状態(顔色、ケガの有無など)を確認しながら受け入れます。子どもの気持ちが不安定なときには、手をつないだり抱っこをしたりして安定を図ります。
年齢や発達に合わせた遊びや活動、生活などの体験を通した総合的な関わりの中で、やりたいことを見つけて取り組もうとする気持ちを支えたり、子どもの考えたことを実現できるような援助を行っています。

▽保育士の必要性は年々増加
時代の変化に伴って、保育士に求められる役割は、より大きくかつ複雑になってきています。
昔は、祖父母との同居や地域のつながりがあり、地域で子どもを育てる風土がありました。しかし、核家族化や共働きなどにより、そのつながりが薄くなってきています。そこの機能を、保育士が担っている現状があります。
特に共働きをしている家庭にとって、自分たちの代わりに子どもを預かってくれる保育士は貴重な存在と言えます。仕事などの事情によって家庭内だけで子育てを行うことができない保護者は今後ますます増えていくことが予想されています。子どもを保育士に預けることができる環境にあるということは、保護者が安心して仕事に取り組めることにつながります。

問合せ:こども未来課
【電話】23-7622

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