9月号で、スマートウォッチなどによる自身の体のバイタルデータ(歩数、心拍、睡眠の質など)の見える化が、行動変容の第一歩であるとのお話をしました。
今後、日本は人口減少と少子高齢化が同時に進み、人生100年時代が到来します。その中で、特に高齢者が元気であり続けるために、デジタルに少し強くなり、様々なサービスを自分で探して受けられるようになることも大切なことの一つです。
そこで、まずデジタルに興味を持ち、使えるようになってもらうため、ヘルスケアに特化したスマートウォッチを使用していただく企画を立案しました。
この9月には奥三河ミライバレープロジェクトの健康グループ(名古屋大学と新城市健康課、高齢者支援課、情報政策課)が主催で「健康とデジタルを学ぼう~スマートウォッチをつけてみて、自分を知ろう!みんなで使いこなそう!~」の実証実験を行い、新城市の健康づくりリーダーをはじめとする地域の皆さん(概ね60~75歳)に協力いただきました。参加いただいた方のアンケートやバイタルデータ、問い合わせ内容からデジタル活用の効果を確認しています。
これらのデジタル活用が皆さんの前向きな行動変容のきっかけになれば幸いです。
文責:名古屋大学 未来社会創造機構 特任准教授 吉川 正
問合せ:総合政策課
【電話】23-7696
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