今回は7月号で紹介した4つのテーマのうち、4つ目の医療テーマの取り組みを紹介します。
医療は通信技術や情報工学の発展と共に、この先20年間で大きく変化すると予測されています。先進的なテクノロジーの活用により、ヒトやモノがネットワークのように繋がることが選択できる未来になります。その考えのもと、新城市民病院、地域医療支援室と名古屋大学が議論を重ねてイラストが完成しました。
本紙掲載のイラストは新城市の特色を散りばめながら、いつでもどこでも「スマートにつながる医療」をコンセプトに描いています。ここでは住民が通信網の中で暮らしながら、スマートウォッチなどのウェアラブル端末で自身の健康データを管理でき、病院などで記録したデータを参照することもできます。急な病気や怪我をした時も、これまでの健康データとの比較により最適な医療が安心して受けられる仕組みです。このイラストの実現にはいくつものハードルがありますが、実現に向けた具体的な取り組みを産学官民連携で進めていく予定です。
文責:名古屋大学大学院医学系研究科人間拡張・手の外科学教授 山本美知郎
GXテーマ:9月号掲載
健康テーマ:12月号掲載
教育テーマ:1月号掲載
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