政府は、デジタルにより地方が抱える課題が解決され、デジタル化により誰一人取り残されず、すべての人が心豊かな暮らしを実現するため「デジタル田園都市国家構想」を掲げています。
国の調査では2020年のスマートフォン世帯保有率は86・8%で、2010年の9・7%と比べると大幅に普及しています。
スマートフォンは、持ち歩くだけで歩数を記録したり、スマートウォッチと連動させてバイタルデータなどを常時測定し記録したりすることができます。また、災害などの緊急警報が受け取れます。加えて、リアルタイムで情報を入手したり、家族や友人とつながったりすることで、生活の質が向上しています。
高知県日高村では、デジタルを活用して住民の生活の質を向上させるためスマホ普及率100%を目指し、スマートフォン体験会の開催や、購入費支援、健康活動ポイントに応じて地域通貨に還元できる仕組みを導入しています。また、包括協定を締結した企業や大学との共同研究も進めています。私たちもこのようなスマートフォンを活用した取り組みに注目しており参考にしたいと考えています。
文責:名古屋大学大学院 医学系研究科 人間拡張・手の外科学 教授 山本美知郎
問合せ:総合政策課
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