■第11話 保護司会・更生保護女性会 長野刑務所研修の報告
保護司会、更生保護女性会は、犯罪を無くして社会を明るくする活動や罪を犯した人が社会に復帰するための対応力向上のため、年3回の定期研修と、県外研修を隔年1回実施しています。
令和6年2月5~6日、厳冬の長野刑務所(須坂市)への県外研修を、参加者27名で行いました。
刑務所参観は予約制で可能日は週一回火曜日午後1時半からのみです。
早朝7時過ぎ新城をバスで出発。豪雪による高速道路の通行止めを回避し、雪深き長野刑務所に無事到着しました。
研修は、まず管理棟の会議室で長野刑務所の概要について講話を受けました。矯正施設である長野刑務所は、明治4年の徒刑場設置から長野県監獄本署、長野監獄を経て大正期に長野刑務所となり、昭和30年代に現在の須坂市に移りました。20歳以上の男子で、犯罪傾向の進んでいない日本人懲役受刑者を収容しています。
講話後、受刑者が暮らす刑務所施設内を参観しました。現金、カメラ、携帯電話、タバコ、ライター等全て物品は持ち込み不可です。
渡り廊下で結ばれつつ同時に開かない二重扉の前室で区切られた収容居室棟、運動訓練施設、刑務作業施設などを視察。受刑者の属性で分けられた作業施設内は作業中で温かく、収容居室は留守中で暖房はほぼ無くも改修中の吹きさらし通路を通り入った私たちには温かく感じられました。受刑者は施設間を参観者とは視線を合わさない配慮をしながら号令下の縦列行進で移動します。
施設内参観後、管理棟会議室に戻り、受刑者の処遇や指導及び就労支援への考え方などに関して質疑応答の時間を持ち有意義な研修となりました。終了後、別棟の刑務所作業製品展示販売場までの道が積雪で通れず、是非にと勧めていた職員も私たちもがっかり。長野刑務所は革製品や絹製品に定評があり、ネット販売も可とのこと。
研修後は早々に雪化粧の温かいお宿に直行、初日の行程を終了しました。
2日目は、白銀の善光寺に参拝。研修実施を感謝し、更生保護活動の充実と帰路の安全を祈りました。一般道を辰野町まで走り、午後8時、新城に帰りました。
今回の県外研修は、両会の更生保護活動の更なる充実につながる思い出深き良き研修となりました。
■新一年生へプレゼントはなまるくん
今年も、市内全小学校の新一年生に、はなまるくん(鉛筆の正しい持ち方ができる補助具)を贈呈しました。学校に慣れて、友達を大勢つくってくださいね。
問合せ:福祉課
【電話】23-7624
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