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福祉のお仕事 第6話

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愛知県新城市

市には「新城市福祉従事者がやりがいを持って働き続けることができるまちづくり条例」があります。福祉に関わる仕事は多岐にわたり、私たちの生活に欠くことはできません。やりがいと魅力ある「福祉のお仕事」を隔月で紹介します。

全ての人が住み慣れた地域で安心して生活し、誰ひとり取り残されないためには、その人自身の努力も必要ですが、地域とのつながりも大切です。また、専門職等の支援・連携など幅広い協力が必要です。
高齢者福祉の仕事は数多くあります。介護施設の一つに介護老人保健施設があります。病院と自宅の中間施設として、退院後の在宅復帰を目指した介護や看護、機能訓練、その他必要な医学的管理や日常生活のお世話をする施設です。そこで働く職種に支援相談員があります。

■支援相談員の仕事
援相談員は、利用者・家族の意向を施設内の各専門職に共有し、支援の方向性を統一することや、利用者・家族の代弁者として、多職種連携における調整役また施設と地域の橋渡しを行う仕事をしています。

◆お仕事をされている方に聞きました!
新城介護老人保健施設 サマリヤの丘 支援相談員 天野 知徳さん

○この仕事に就いたきっかけはなんですか?
就職活動の折、アルバイト先の理容店の店長から「君はお年寄りとお話するのが上手だね。君は福祉の仕事が向いていると思うよ。」と助言を受けたことがきっかけでした。
介護職員として経験を積み、現在は支援相談員としてご家族からの入所相談に対応をしています。

○仕事の魅力はなんですか?
世の中には、色々な仕事がありますが、ご本人やそのご家族から直接「ありがとう。」とお礼を言われる仕事は少ないと思います。人生の大先輩であるご利用者との関わりの中で学ぶことは非常に多く、変化に富んでおり、一日とて同じ日を過ごすことはないといっても過言ではないかと思います。扱う対象が物ではなく、人であります。「血の通った仕事をしなさい」という祖父の言葉を日々心がけて仕事に取り組んでいます。

○この仕事に興味のある方へメッセージをお願いします。
福祉や介護の仕事はその人の思いや考え、人生にまで関わってくるため、答えの出せない、答えのない仕事ではないかと思います。自身で手を抜いてしまえば、それこそいい加減なものになってしまいますが、自身で極めようと思えば、どこまでも極めていくことのできる仕事ではないかと考えています。
知識や技術は、後からいくらでも身に着けることができます。福祉や介護の仕事に向いているか否かはその人の「心こころね根」ではないかと私は考えます。
資格や経験は問われないので、福祉や介護に興味のある方は是非相談に来ていただけたらと思っています。

問合せ:高齢者支援課
【電話】23-7688

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