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自治体の皆さまへ

(特集)「土のう」で水害対策〜住居への浸水を予防・軽減するために〜(1)

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愛知県春日井市

皆さんは、水害から住居を守るため普段から対策を行っていますか。
台風や集中豪雨による被害を最小限に抑えるためには、非常持出品の準備はもちろんのこと、住居や家財が被害に遭わないための備えも必要です。
今回の特集では、土のうを使った水害対策について紹介します。

◆川から離れているから大丈夫?
河川の氾濫だけが水害ではありません。
排水施設の排水能力を超える大量の雨が降ると、排水しきれなくなった雨水がマンホールや側溝から溢れかえる内水氾濫によって住居が浸水してしまう被害が発生します。内水氾濫は、河川から離れた場所でも起こりうる水害です。
しかし、この内水氾濫は事前に備えておくことで、住居への浸水を予防・軽減することができます。

◆家庭でできる浸水対策の第一歩「土のう」
内水氾濫による浸水から住居などを守るための対策として、準備できるものの一つが土のうです。
土のうとは、麻やポリエチレンなどで作られた袋に土や砂を入れたもので、住居などへの浸水対策として、門柱の間や玄関前などに積み重ねて使います。
正しい積み方を知っておくことで、より効果的に浸水を防ぐことができます。

◆市から土のうを配付します。
台風や大雨への備えとして、市職員が各家庭に土のう・半土のう(約半分の重さの土のう)を届けます。
日時:5月26日(金)
※時間は指定できません。
※不在の場合は指定された場所に置きます。
申し込み:5月11日(木)・12日(金)午後1時〜7時に【電話】85-6710(期間中のみ開設)へ
※平日の午前8時30分〜午後5時15分に、市役所へ土のうを取りに来ることも可能です。その場合は、事前に市民安全課(【電話】85-6072)へ連絡してください。
※配付した土のうは回収しません。

電話一本で自宅に運びます!

市ホームぺージ(ID:1004183)
※二次元コードは本紙P2参照

◆実際に土のうを積んでみました!
春日井広報大使の宮本忠博さんに協力していただき、土のう積みを実際に体験してもらいました。

◇使用した土のうの大きさ
重さ:約17kg
厚み:約10~15cm
高さ:約45cm
幅:約40cm
市では、約半分の重さの半土のう(約10kg)も使用しています。

◇正しい土のうの積み方
条件:幅1.5mの場所に土のうを2段積み上げる
1.縛り口を家の方に向け、上流側から下流側へ向かって並べる
2.隙間のないように踏み固める
3.向きが対になるように2列目を並べ、踏み固める
4.(1)で並べた土のうの上に2段目を並べ、踏み固める
5.完成!
POINT.土のうは縛り口が下になるように設置しましょう
使用した土のうの数:20個

「正しく積んだ土のうは安定していて、これなら自宅への浸水もばっちり防いでくれそう。
ただ、重い土のうをたくさん運ぶのは大変で時間もかかりますね。
もっと効率的に少しの土のうで浸水を防ぐことができるといいな。」
春日井広報大使 宮本忠博

◆積むだけじゃない!土のうの使い方
土のうは正しく積むことで高い止水効果がありますが、1個当たり約17kgと軽いものではなく、1.5m幅に2段積み上げるだけでも約20個の土のうが必要です。
体力に不安がある人は、少しの土のうで効果的に浸水対策ができる方法を紹介しますので、確認しておきましょう。

◇用意するもの
・土のう…半土のうでも可
・土のうを入れる箱…プランターや段ボールなど
・ブルーシート…耐水性のある大判のレジャーシートでも代用可

1.ブルーシートの上に箱を並べる
2.箱の中に土のうを入れる
3.ブルーシートで包み、重し(今回は土のう)を置く
4.完成!
POINT.箱はなるべく隙間のないように並べましょう
使用した土のうの数:10個

「こんな方法もあるんですね。これなら土のうを積むことが難しい人でも簡単にチャレンジできそう。
ぜひ一度、自宅などで試してみてください。」

○体験の様子を市公式動画チャンネル「市政だより」で配信しています
今回の特集で掲載した宮本さんの土のう積みの体験の様子は、動画でも見ることができます。

・市公式動画チャンネル「市政だより」
※二次元コードは本紙P4参照

問い合わせ:河川排水課
【電話】85-6361

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