◆看護師を志す学生。誓いを新たに宣誓式‼
市長 石黒 直樹
11月。日毎に寒気加わる霜月。温かい食べ物が恋しくなる季節となりました。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
さて、春日井市内には看護師の資格を取得するために必要な知識や技術を修得する看護専門学校があります。御存知でしょうか。市内八田町にある公立春日井小牧看護専門学校です。
地域の保健医療の向上に貢献できる看護師を安定的かつ継続的に育成するため、春日井市、小牧市が共同で建設し、平成元年4月に開校した看護専門学校です。開校以来、1236名もの卒業生がいて、例年、卒業生の約7割が春日井市民病院と小牧市民病院に就職をしています。
今年は11月6日。恒例の宣誓式が行われます。
この宣誓式は、看護師を志す学生が、初めての病院実習に臨む直前に、看護への責任と誇りを自覚し、資質の高い看護師への成長を誓うために行われる式典です。宣誓式は、この春、入学して看護の基礎知識を学んできた看護学生が出席し、ナイチンゲールがクリミア戦争の際にロウソクの灯を頼りに負傷した兵士たちの看護にあたったことにちなみ行います。宣誓式で学生はナイチンゲール像から受け継いだロウソクの灯を胸に、「ナイチンゲール誓詞」(看護師としての必要な考え方、心構えを示したもの)を唱え、誓いを新たにします。学生の心が一つになり、思いのこもった誓いの言葉に、決意、情熱を感じる瞬間です。
これから経験する病院実習では、知識や技術を磨くとともに、頼りになる看護師として、思いやりの気持ちを大切にし、患者さんから感謝される看護師になるための学びも大切にしていただきたいと心から思っています。
看護師を志す学生の皆さん。
皆さんを待っている人が、必ず未来にいます。
宣誓式での決意や思いを忘れることなく、多くの仲間と共に理想を高く掲げ、誇りを持って日々邁進されますことを願っています。
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