大規模な災害が発生し、自宅で生活ができなくなったときの避難先である指定避難所。皆さんは、避難所でとるべき行動を知っていますか。
今回の特集では、地震災害時の避難行動や指定避難所の運営方法について紹介します。
・避難所・避難場所
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■指定避難所とは
被災者が避難する場所として市が指定した施設のことで、自宅で過ごすことができない人の生活の場となるほか、物資供給や情報伝達の拠点となります。
また、支援物資が届くまでの備蓄食糧や資器材を収納した防災倉庫を備えています。
▽避難所には2種類あります
・指定一般避難所(41か所)
被災者が滞在する避難所
例)小学校など
・指定福祉避難所(16か所)
被災者のうち、障がい者や妊産婦など要配慮者とその家族が滞在する避難所
例)各ふれあいセンター、各公民館など
▽避難所Q&A
Q指定福祉避難所は指定一般避難所と何が違うの?
A指定福祉避難所は、バリアフリー化されている市公共施設を指定しています。防災倉庫には、指定一般避難所の資器材に加えて、要配慮者用のトイレなどを備えています。
■資器材の使い方を動画で紹介しています
いざというときに使えるよう、事前に確認しておきましょう。
・段ボール間仕切り
・ガス発電機
・マンホールトイレ
※二次元コードは本紙P.2をご覧ください。
■避難所へ行く前に
▽揺れが収まったら避難場所へ移動
市では、一時的な避難場所として、市内の公園などを広域避難場所・緊急避難場所に指定しています。大規模な地震が発生した後には、身の安全の確保や災害の状況確認、近隣の安否確認を行う場所として活用できます。
・広域避難場所(8か所)
・緊急避難場所(72か所)
▽避難する際の注意点
(1)非常持ち出し品を持つ
最低3日分を備蓄しておきましょう。
(2)安否を知らせる
効率的な救助活動のため、家族や地域の人に安否を知らせましょう。
(3)ブレーカーを落とす・ガスの元栓を閉める
火災の予防になります。
■避難所に着いたら
▽安全が確認できるまで待機
市職員による施設の安全点検が完了するまで、グラウンドなど安全が確保できるスペースで待機します。
▽避難所利用者登録票への記入
登録票を用いて、避難所利用の登録をします。登録によって、市は世帯ごとの安否や必要な支援物資数の把握ができ、円滑な避難所運営につながります。登録票は市ホームページからダウンロードすることができます。あらかじめ記入し、非常持ち出し品と一緒に準備しておきましょう。
▽自宅や車で避難する場合
その際も避難所へ登録票を提出してください。避難所で支援物資を受け取ることができます。
《記入事項の例》
・滞在場所
避難所、自宅、車など
・配慮が必要なこと
アレルギーや疾病、障がいの有無、妊産婦、言語など
・安否確認への対応
住所や氏名の公開可否
避難者全体が把握できるため、漏れのない支援が可能に!
※避難所利用登録者票のイメージは本紙P.3をご覧ください。
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