■避難所は利用者で協力して運営
避難所の運営は利用者が中心となり、市は物資供給や情報伝達などの後方支援を担います。運営の流れや実際に使用する資料などは、「春日井市避難所運営マニュアル」を参考にしましょう。
避難所運営マニュアル
ID:1024482
▽災害発生当日
●受け入れ場所の指定
事前に決められた立ち入り制限区域などを確認し、受け入れ場所のレイアウトなどを指定します。
●受け付け
受け付けを設置し、登録票を記入してもらいます。また、登録票を基に名簿を作成し、避難者の数などを把握します。
●グループ分け
避難所利用者を10世帯程度のグループに分け、グループごとに同じスペースで滞在してもらいます。また、グループごとに代表者を選出します。
《ポイント》
・顔見知りが集まれるように配慮する
・高齢者だけとなる編成は避ける
・避難所以外の場所に滞在する人は、滞在する場所ごとや町内会ごとに分ける
食糧や物資などは、グループの代表者を通じてグループごとに配布されます。
また、炊き出しや共有スペースの掃除なども、グループごとに当番制で行います。
●避難所ルールの作成
防災倉庫にある「避難所でのルール」の様式を使ってルールを作成し、避難所に掲示します。
●安全対策
防犯のため、夜間に1組2人以上で見回りを行います。
▽状況が落ち着き次第
●避難所運営委員会の設置
各グループの代表者や区・町内会・自治会などの役員、市職員などで組織し、避難所内の規則や運営方針を決めます。
多様な視点が反映されるように配慮しましょう。また、特定の人に負担が集中しないよう、定期的に交代するなど、利用者同士で協力しましょう。
●運営班の設置
各グループの中から班員を選出し、避難所運営委員会の方針に沿って運営します。
■避難所の仕組み
運営班の設置後は、避難所運営委員会が定めた運営方針のもと、運営班が定めたルールに従って避難所を運営します。
■家庭での備蓄を確認しましょう
指定避難所の備蓄食糧は、数や種類に限りがあります。また、避難生活で必要となるものは、年代や健康状態などによって一人一人異なります。防災用品は、各家庭に合わせて必要なものを確認し、最低でも3日分、可能であれば1週間程度を目安に用意しておきましょう。また、定期的に状態を確認しましょう。
▽非常持ち出し品
避難所などで生活を送るために必要となるものです。いつでも持ち出せる場所に用意しておきましょう。
▽備蓄品
被災後でも自宅が安全な場合に、自宅で生活を送るために必要となるものです。家庭の冷蔵庫にある食料品やカップラーメン、缶詰めなども備蓄品になります。食糧のほかに、トイレットペーパーなどの日用品も備蓄しておきましょう。被災後に自宅で生活を送る場合、指定避難所は食糧や物資の配給と市からの情報を確認する場所として活用できます。
非常持ち出し品や備蓄品の例は市ホームページで確認できます。
非常用品の準備
ID:1004180
市民安全課
【電話】85-6072
<この記事についてアンケートにご協力ください。>