市長 石黒 直樹
■立春。二十四節気(にじゅうしせっき)。一年の始まり‼
2月。まだまだ気温の低い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
早いもので21世紀になって四半世紀が経過しようとしています。そして、二十四節気では、「立春」からいよいよ一年が始まろうとしています。
二十四節気とは、立春から始まる一年を二十四等分して約15日ごとに分けた、大寒までの季節を表す言葉のことをいいます。一年の季節の移り変わりを分かりやすくするために季節の特徴的な変化を漢字2文字で表した言葉で、季節の目安とされています。
【季節ごとの二十四節気】
春:立春・雨水・啓蟄・春分・清明・穀雨
夏:立夏・小満・芒種・夏至・小暑・大暑
秋:立秋・処暑・白露・秋分・寒露・霜降
冬:立冬・小雪・大雪・冬至・小寒・大寒
二十四節気を知ると、季節を体で感じることができるのではないでしょうか。
さて、「立春」は春の始まりであるとともに、旧暦において新しい一年が始まる日でもあります。「立春」は例年2月4日頃であり、今年は2月3日です。「立春」は正月との時期が近いことから年賀状などでは、迎春、早春、新春という言葉が使われています。また、「立春」を過ぎてから初めて吹く強風を「春一番」と呼んだり、お茶摘みの歌にある「夏も近づく八十八夜」は立春から数えて88日目を表すなど、「立春」はさまざまな事柄の起点にもなっています。
「立春」。暦の上では待ちかねた春の到来です。まだまだ余寒と呼ばれる寒い日は続きますが、春を思わせる旬の食材や行事など、移ろう季節を感じる楽しみが増えると、暮らしのさらなる豊かさにもつながっていくものと思います。
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