■ベトナムのみなさんと東栄町で異文化交流
協力隊1年目の堀尾歩見です。東栄町に来てもう半年以上が過ぎ、ここでの生活もだいぶ慣れてきました。
そんな中で思ってもみなかった異文化体験をしました。11月の初めに『東栄町×ベトナム・ナムザン郡観光まちづくり学び合いプロジェクト』を行い、ベトナムの方々が東栄町に1週間ほど滞在しました。まさか東栄町で外国の方々と知り合えるなんて思ってもいなかったので、最初はとても緊張しました。ですが、彼らはとても気さくで明るくて、親戚に会ったかのような懐かしさも感じられる人柄でした。そんな彼らの人柄もあって、町内のどこに行っても人気者になっていました。
私が彼らと過ごした中で印象的だったのはゲストハウスdanonさんで夕食会をした時のこと。談笑する中で、日本とベトナムの歌を披露することになったんです。日本人チームが「日本人みんなが歌える曲ってなんだ?」と戸惑う中、ベトナムチームは何曲も披露してくれました。その上、歌がとても上手なんです!言葉は分かりませんが聞いているこっちもつられて楽しくなっていました。「なぜこんなにもみんなが歌える曲があるの?」と聞くと、「ベトナム戦争のときに自分たちを鼓舞していた歌なの」と教えてくれました。今の生活の中で戦争について考えることが減ってきた私にとってドキッとした話でしたが、彼らのおかげで戦争について考えるきっかけをもらえました。
他にも彼らと過ごす中で、日本とは異なる織物文化やカトゥー族の民族舞踊など、様々な異文化を知ることができました。異文化を知ると今までの考え方や感じ方がガラッと変わった気がしました。この1週間は私にとっても貴重な体験になりました。
問合せ:観光まちづくり協会
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