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自治体の皆さまへ

〔その他〕こんにちは! 東栄町地域包括支援センターです

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愛知県東栄町

~終活ワンポイント〜今回は、人生会議についてのお話です。

皆さんは自分の家族、身近な人に「急に命の危険が迫った」経験をされたことがありますか。もし、本人の希望を確認できないまま、医師から「気管切開しますか?胃ろうを作りますか?点滴はどうしますか?」と聞かれたら、どう答えますか。
私は、2度、このような経験があります。
1度目は、父親がプロ野球の試合を見に行った翌日から熱が下がらず、あれよあれよと悪くなり、「もしもの時は気管切開しますか?」と聞かれた時です。その時父は70代、一人でプロ野球の試合を見に行く程元気でした。医師に「どうやって決めたら良いか?」と聞くと「本人に聞くのが良い」とのこと。フーフー言っている本人に向かって尋ねましたが、もちろん返事ができる訳はない。「聞けませんでしたが、どうしたら良いですか?どうなりますか?」と、医師に聞くと、「体力もあり、元気だった方なので、気管切開をして快方に向かうのを願いましょう。ただ、気管切開して、カニューレを挿管するのは容易ですが、抜くのは難しく、場合によっては一生かも…」とのことでした。
2度目は、義理の母が脳梗塞を起こし、救急搬送。入院し治療をしたが、口から食事が摂れなくなり、点滴をしたまま、別の施設へ入所しました。移って1カ月後に往診の医師から、「このままでは、後2週間程度の余命です。延命治療をどうしますか?」と聞かれました。今回も本人に聞けるような状態ではありませんでした。
このように、命の危険が迫った状態になると、医療やケアなどを自分で決めたり望みを人に伝えたりすることが、できなくなる方が大半で、その割合はおよそ70%と言われています。元気で、まだ必要ないと思っている今のうちに、自分から、家族やかかりつけ医と話をして、自分の希望について伝えておきましょう。

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