文字サイズ
自治体の皆さまへ

5月5日~11日は児童福祉週間

7/60

愛知県東浦町

●令和5年度「児童福祉週間」標語
「小さなて みんなではぐくみ 育ててく」

■それって本当に愛の鞭(むち)…?
体罰・暴言は子どもの脳の発達に深刻な影響を及ぼします。
脳画像の研究により、子ども時代につらい体験をした人は、脳に様々な変化を生じていることが報告されています。
・言葉の暴力により、聴覚野(声や音を知覚する脳部位)が変形
・厳しい体罰により、前頭前野(社会生活に極めて重要な脳部位)の容積が19.1%減少
出典:平成28年度厚生労働省科学研究費補助金
健やか次世代育成総合研究事業
提供:福井大学 友田明美教授

◇こんな場面はありませんか
・言葉で注意をしたが、言うことを聞かないためお尻を叩いた。
・友達を殴ってケガをさせたので、同じように子どもを殴った。

これらは全て体罰です。

◇こんな言葉をかけたことはありませんか
・やる気を出させるために、兄弟姉妹を引き合いにけなした。
・冗談のつもりで「バカで何もできない」などと存在を否定するようなことを言った。

これらの言葉は子どもの心を傷つけます。

▽体罰なんて、してないよ
親が「子どものためを思って」と、しつけとして罰を与えようとすることもあるかもしれません。子どもの体や心に何らかの苦痛や不快感をもたらす行為は体罰に該当し、法律で禁止されています。

▽体罰などによる影響
・体罰や暴言を受けた体験がトラウマ(心的外傷)となります。虐待に至らない程度の軽い体罰であっても、変わらず脳にダメージを受けると言われています。
・はじめは軽く叩く程度でも、だんだんとエスカレートし、気づいたときには虐待に発展する恐れがあります。
・体罰や暴言は一時的に子どもが言うことを聞くことがありますが、自分で考えたり学んだりしているわけではなく、大人への恐怖心から言うことを聞いています。大人に恐怖心を持った子どもは親の顔色を伺うようになり、大事なときにSOSを伝えられなくなります。

▽体罰などによらない子育てのために
・イライラが爆発する前に、クールダウンするための方法や子どもとの関わり方の工夫を見つけておきましょう。
・育児の負担を1人で抱え込まずに、親自身がSOSを出してください。家族に分担してもらったり、町の子育て支援サービスの利用も検討したりしましょう。子育ての苦労について気軽に相談できる人や場所を見つけることも大事です。

相談窓口:
・知多児童・障がい者相談センター【電話】0569-22-3939
・児童相談所全国共通ダイヤル【電話】189(いちはやく)

問い合わせ・相談窓口:児童課
【電話】内線144

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU