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ちゅ~も~くっ公共施設!「5分で読める公共施設のこと」[公共施設マネジメントシリーズ]

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愛知県東浦町

全国の自治体で公共施設の老朽化が問題となっています。町でも、老朽化した公共施設の運用を考えていくにあたり、公共施設を将来にわたって持続可能なものにするため、学校やコミュニティセンターをはじめ、今後様々な施設を複合化していくことが考えられます。
今回は、高浜市で行われた、小学校と地域交流施設などを複合化した事例を紹介します!

■No.14「愛知県高浜市」「高浜小学校」「複合化」のお話
◆小学校が複合施設に!
高浜市では、老朽化した高浜小学校を建て替える際、小学校だけでなく、公民館や児童センターの機能を併せもった複合施設として「高浜市地域交流施設たかぴあ」が令和元年から段階的にオープンしました。高浜小学校区の子どもから高齢の方まで幅広い世代の住民が集う「地域コミュニティの拠点」と位置づけ、将来を担う子どもたちの学び舎(や)として、地域ぐるみで子育てを支えていく環境を目指す施設です。

◇複合化により変わったことは?
小学校に公民館などの貸館機能が加わり、各施設単独で建て替えるよりも延床面積が約3,200平方メートル縮減されたことで、施設の維持管理に関する財政コスト削減につながりました。また、体育館や児童センターなどの施設を集約したことにより、様々な地域活動の拠点としての利用や、災害時には避難所として活用することができる施設になりました。

◇どのように活用しているの?
「たかぴあ」では、地域住民の皆さんが小学校のいくつかの教室を共用スペースとして利用できます!ここでは、地域交流施設と小学校などが複合したら、どんな施設になったのか、どのように使われているのか紹介します!

▽共用スペースエントランスホール
吹き抜けがあり、混雑しても窮屈な雰囲気にならない空間です。また、災害時には、避難者を受け入れて避難所として利用する、アリーナへスムーズに誘導できます。

▽共用スペースメインアリーナ
授業時間外には、貸館施設として地域住民の皆さんが屋内スポーツや講演会などに利用できます。また、災害時には、避難所として利用できます。

▽公民館機能
専用スペース…事務管理室、IT工房室、ものづくり工房
共用スペース…集会室1~3、和室、サブアリーナ

▽児童センター機能
専用スペース…事務室、図書室
共用スペース…集会室、多目的室、児童クラブ、遊戯室

▽小学校
専用スペース…普通教室、特別支援教室、図書室、保健室、職員室、会議室、理科室など
共用スペース…図画工作室、音楽室、多目的室、家庭科室、体育館(メインアリーナ)・控室
小学校の共用スペースは、原則授業後(午後5時~午後10時)に利用可能。学校休校日は、午前9時~午後10時に利用可能。

※詳細図は本紙またはPDFをご覧ください。

◇東浦町はどうしていくの?
町も地域の核となる小中学校に拠点的な複合施設を整備するなど、利用者に付加価値を提供できるような施設の集約化・複合化をしていく方針です。現在、町でも持続可能な公共施設にするため「東浦町公共施設再配置計画」の策定に取り組んでいます。詳細はP.10「公共施設マネジメント」2次元コードへ(※本紙参照)

▽施設マネジメントキーポイント1
複合化が行われた学校では、教室が使われていない時間帯は、地域で活用しています。

▽施設マネジメントキーポイント2
小学校を核として拠点化することで、地域コミュニティの連携を強化したり、災害時の地区拠点として活用したりすることが考えられます。

問い合わせ:企画政策課
【電話】内線224

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