今回は東浦町下水道事業の経営(下水道事業の経営状況や直面している課題 ) について紹介します。
■私たちの身近に存在する下水道
◆東浦町下水道事業の経営の現状
◇東浦町下水道事業とは?
令和元年度に1つの事業体として東浦町下水道事業ができました。公共下水道の使用者から支払われた下水道使用料を収入源として、快適な環境を作るために下水道施設の工事を行っています。
◇経営の現状
下水道事業は、公共下水道の使用者から支払われた下水道使用料により経営を行っていますが、賄うべき費用(維持管理費と資本費)に対して、常に使用料収入が不足している状況です。
▽下水道事業の収支を家庭の1年間の収支に置き換えると…
収入:470万円
支出:
・住宅ローン…310万円
・生活費(食費、光熱費など)… 470万円
合計 780万円
東浦町下水道事業の収支を一般家庭の収支に置き換えるため、約70分の1にすると上の図のようになります。一般家庭では考えられない状況ですが、東浦町下水道事業では毎年2億円以上の不足額を出しています。そのため、毎年一般会計から不足額を補填してもらっている厳しい経営状況です。
◇今後の経営について
今後、人口減少や節水機器の普及が進むにつれて、下水道使用料の減収が見込まれており、経営状態が悪化する一方です。
東浦町下水道事業は、これからも住民の皆さんの快適な生活を守っていくために、繰入金の解消や下水道使用料体系の見直しなどの経営の健全化に努めています。
・審議会を実施しています!
現在、下水道使用料の適正化に係る審議会を実施中です。傍聴も可能ですので、興味のある方は審議会当日に会場へお越しください!
(定員数を超えた場合、抽選)
また、過去の審議会の会議録も公表しておりますので、詳しくは町ホームページへ。
問い合わせ:上下水道課
【電話】内線256
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