ちょっと話題の町出身・町内で活躍している方を住民自治課で発掘し、2か月に1回紹介します!
■シンガーソングライター 百花(ももか)さん
◇プロフィール
東浦町出身で名古屋を中心に関東、関西にも音楽活動の場を広げているシンガーソングライター。ギターを片手に叶わない夢のはかなさ、寂しさをハスキーボイスで歌う。独自の世界観で奏でる音楽が支持を受ける。
「小学校のとき、物語に楽器を使って効果音をつけるという授業があり、感覚的にメロディを付けたら、その作品を先生がとても褒めてくれました。この経験から、楽器を演奏することが好きになりました」と話す百花さん。シンガーソングライターになるまでには様々なきっかけがあった。「中学校では吹奏楽部に入部。部活を引退した後も続けることができる楽器を探していたとき、家で父のギターを見つけたことからギターを始めました」。作詞のきっかけも中学生の時。「私は周りから見れば何事も平均以上できる優等生。大人からは放っておいても大丈夫と思われることが多かったです。でも、本音はもっと自分に振り向いてほしくて。その気持ちを人に伝えることができず悩んでいました。そこではじめたのが、自分の思いを日記やノートに書きつづること。これが後に作詞へとつながりました」。
次第にギターをただ演奏するだけでは物足りなくなっていた百花さん。そんな時、あるアーティストがギター片手に歌う姿を見て衝撃を受けた。「その人は作詞・作曲も自ら手掛けており『自分がやりたい音楽の形はこれだ!』と思いました。ギターに自分の思いをのせて歌えば、人に伝えることができるかもしれない。私もシンガーソングライターになろうと決意し、17歳でデビューしました」。
2024年は活動開始10周年。最近、音楽活動の成果が出てきたと実感した出来事があった。「東浦ミュージックフェスティバルのプレイベントで、7歳の子が私の音楽に興味を持ち、ギターを始めてくれました。自分のために始めた音楽が、誰かの何かになれたと知り、音楽をやっていてよかったと思った瞬間でした」。今後の目標は、音楽とともに人生を歩んでいくことだと話す。「私の音楽のポイントは、表向きは恋愛や友人に向けた曲だけれど、歌詞の根底は人との会話で感じたことなど自分の経験をもとにしているところ。リアルな歌詞に共感してくれる方が多いのか、私のファンはつらい経験をしてきた人も多いです。そんな人たちの支えとなり、私の音楽が誰かの『居場所』になれるよう活動していきたいです」。
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