ちょっと話題の町出身・町内で活躍している方を住民自治課で発掘し、2か月に1回紹介します!
■BMXレーサー 横地泰河さん
▽プロフィール
東浦中学校の3年生。小学3年生からBMXレーシングをはじめ、2度世界大会に出場した経験を持つ。大の負けず嫌いで、何よりも自転車に乗ることが好き。愛知・名古屋アジア競技大会出場、2032年のブリスベンオリンピック出場を目指す。
BMXレーシング(以下、BMX)とは、スピードを競う自転車競技。試合の展開は、最大8人のライダーが同時スタートし、直線下り坂を駆け抜けた後、舗装されていない、デコボコしたこぶやコーナーが配置された約400ⅿのコースを走り、1番にゴールした人が優勝者となる。1レース約30秒で決着がつくといい、なんと最大で時速50kmのスピードが出るそうだ。
横地さんがBMXをはじめたきっかけは「幼い頃から乗り物が好きで、中でもF1(フォーミュラー1)に興味を持ちました。自分で運転できる乗り物といえば自転車だったので、自転車でF1カーのように早く走る真似をしていたんです。親に危ないと注意されるようになったのですが、スピードを出して自転車に乗るスリルがやめられず…(笑)。そこで行ってみたのがBMXを体験できる自転車コース場でした」。
BMXに没頭し始めたのは小学4年生のとき。「全日本大会に初出場するも予選落ち。悔しくて、負けたくない一心で、経験者から乗り方などを貪欲に教えてもらいました。また、小学6年生からは学校が終われば、三重県桑名市にあるコース場で夜9時まで練習したりするなど、練習に明け暮れました。その結果、予選を通過し、決勝戦に進んで優勝もできるように。練習を続けてきた結果が出たと感じています」。
横地さんの両親は「努力の塊の人」と話す。平日は本業である学業もおろそかにせず、現在は朝と夜には自分で考えたトレーニングを欠かさず行い、週末は茨城県で練習するストイックな毎日。休みたくなるときはないのか。「例えば、面倒くさくてトレーニングをサボったとすると、必ず後悔します。やった後悔より、やらない後悔をするのがすごく嫌で。日常から「ここまでやろう」と決めたことは、成し遂げるように意識しています」。
町内でトレーニングをしていると住民さんが「がんばれ」と声を掛けてくれるという。横地さんからメッセージ。「皆さんからの声掛けが励みになっています。ありがとうございます!」。
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