「下水道」は、汚水をきれいにして川や海に流したり、雨水の浸水などを防ぐために設置される施設です。
台風シーズンが9月10日頃であると考えられたことから「雨水を流す」という役割を持つ下水道にちなんで、9月10日は下水道の日とされました。今回は、台風や大雨による浸水や洪水被害を防ぐ大きな役割を担っている雨水に関わる施設や設備を紹介します。
■雨水に関わる施設や設備はどんなものがあるの?
皆さんが住む家に設置されている雨どいや雨水マス、雨水貯留槽、また、町の施設である雨水マンホール、雨水管きょ、側溝、調整池、雨水ポンプ場などがあります。
▽東浦町の雨水マンホール
大雨による増水で内側からマンホール蓋が外れないように「雨水」のマンホールには穴が空いているよ!
▼東浦町ではどのように雨水処理しているの?
町で降った雨は、側溝や地下に埋まっている雨水管により3つの雨水ポンプ場(森岡、緒川、藤江ポンプ場)を経由してそれぞれ川や海に流しています。
※ポンプ場を経由しない雨水は、町内にある調整池やため池、農業用排水機場を通じて川に流れていきます
▼雨水ポンプ場の現状
町が所有する3か所のポンプ場のうち、藤江ポンプ場は建設から42年が経過しており、老朽化が進んでいる状況です。正常に稼働させるためには、修繕や部品の交換などが必要となりますが、多額のお金がかかるため、計画的な工事を進めていく必要があります。
▼雨水処理の今後について
平成12年9月の東海豪雨により、大規模な洪水や浸水の被害が各地で発生しました。町でも大規模な浸水被害に遭ったため、10年に1度発生する大雨に対応した施設や設備の整備を目標に対策強化を行っていますが、雨水ポンプ場施設の老朽化に伴う施設更新も課題となっています。
今後は、いつ起こるかわからない大雨に備えて、施設や設備が正常に稼働できるよう維持管理を進めていき、皆さんの安全な生活を守っていきます。
■上下水道課からのお願い
◇下水道管(汚水管)に流さないで!(主なもの)
・台所…生ごみや油
・水洗トイレ…トイレットペーパー以外の紙
下水道管が詰まってマンホールや汚水ますから汚物が吹き出す恐れがあります。
・アルコール・灯油・シンナー
下水道管内でガス化して爆発する恐れがあります。
◇公共下水道(汚水)に接続しよう
公共下水道が整備された区域内にお住まいの方は、速やかに公共下水道への接続をお願いします。公共下水道への接続は「東浦町排水設備指定工事店」にご相談ください。
問い合わせ:上下水道課
【電話】内線134
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