《今月のHOT NEWS》あなたに知ってほしい!家族の新しい形 養育里親

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「子どもや家族の笑顔のために短期間からなら私にもできるかも…」
「家庭を必要としている子どもがいるなら、家庭に迎え入れ、我が子のように成長をサポートしたい」
「養育里親ってどんな制度なんだろう。わたしも里親になれるかな?」
「うちの子育ては一段落。もうしばらく子育ての幸せを経験したいな」

■里親の種類
●養育里親
さまざまな事情により家庭で生活できない子どもを、家庭に戻れるようになるまでの間、または自立するか18歳(場合によっては20歳)になるまでの一定期間養育する里親です。期間は数週間から数年、十数年と、子どもの状況に応じて異なります。養育里親については具体的な年齢制限はなく、定年を迎えた60歳代の方にも委託されています。

●ほかにも
▽養子縁組里親
養子縁組によって養親となることを前提に養育する里親です。

▽専門里親
虐待や非行、障害などの理由により専門的な援助を必要とする子どもを、養育する里親です。

▽親族里親
両親、その他の養育者が死亡、行方不明等の状態となった子どもを、祖父母などの親族が認定を受けて養育する里親です。

■里親になるまでの5ステップ
▽1　相談・ガイダンス
説明会や講習会への参加のほか、中日青葉学園や最寄りの児童相談センターへお気軽にご相談ください。

▽2　調査・研修
平日もしくは休日の研修の受講や家庭訪問等の調査を実施します。

▽3　審査・登録
社会福祉審議会の審査を経て、里親登録されます。

▽4　子どもとの出会い
面会や外出、宿泊等で交流を重ね子どもを受け入れる準備をします。

▽5　里親委託
家庭での養育がスタート!

※中日青葉学園は愛知県から里親制度重点エリア啓発・里親研修事業を受託しています。

■子どもたちに家庭の温もりを
「養育里親」は養子縁組とは違い、子どもを実子にするわけではありません。行政や中日青葉学園による支援体制も整っています。費用は児童一人当たり月額9万円の里親手当と5万2620円の生活費が公費で支払われ、教育費も別途支給されます。共働きや単身など、養育里親さんのライフスタイルに合う子をマッチングするようにしています。
私自身、ファミリーホーム(小規模住居型児童養育事業)を営んでおり、現在は4人の子の里親です。実子とともに育て、学校行事に参加したり、家族旅行に出かけたりする日々です。これまでに巣立った子もいますが、子どもたちが家庭に触れて育ち、いつでも実家のように帰る場所があることの大切さを実感する日々です。子育ては確かに大変ですが、人生を豊かに彩ってくれます。

児童養護施設中日青葉学園あおば館　施設長兼指導療育部長　倉橋幸彦さん
「私も里親です!」

■児童相談センターから
愛知県内には、さまざまな事情により、自分の家庭で暮らすことができない子どもたちがたくさんいます。現在、そういった子どもたちの約2割が里親さんの家庭で生活しています。児童相談センターでは、ひとりでも多くの子どもたちが、温かい家庭の中で生活し、成長していくことができるように、里親委託を推進しています。里親制度に関する相談やお問い合わせについても、お気軽にご連絡ください。

連絡先：中央児童・障害者相談センター
【電話】052-961-7250

■里親体験発表会
8月11日(金・祝)に、第1回里親体験発表会が開催されました。里親さんからは、お子さんと初めて対面した際、喜びとともに「この子は私たちが守るんだ」と感じたとのお話があり、強い責任感と愛情を持って養育されていることが伝わりました。

▽参加した皆さんの声
・子どもが必要とされる場所で愛されてほしい
・里親制度について理解が深まった
・里親制度を広げていきたい
・子どもが愛されているのは素敵で幸せなことだと感じた
など

●里親体験発表会に参加してみませんか?
実際に里親として子育て経験のある方から、悩みや苦労、喜びや素晴らしさなどを聞くことができます。里親養育体験発表会は事前予約が必要です。
日時・場所：
・10月9日(月・祝)午後2時～4時/東郷町民会館　大会議室
・令和6年2月17日(土)午後2時～4時/ららぽーと愛知東郷　LivR TOGO
・令和6年3月9日(土)午後2時～4時/東郷町民会館　大会議室

▽集いの場
里親さんとのお話を通じて、里親制度を知ってもらうためのイベントです。お子様連れでもOK!お茶やおやつ、シャボン玉パフォーマンスなどもあります。
令和6年1月13日(土)午後1時～4時
イーストプラザいこまい館　多目的室B

問い合わせ：中日青葉学園フォスタリングセンター
【電話】0561-59-8460