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自治体の皆さまへ

子ども議会を開催しました!(2)

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愛知県東郷町

●原田杏子議員
▽公園の整備について
質問:私は、放課後によく友達と公園に遊びに行きますが、遊具が古くて動かなかったりします。公園を使っている子どもたちに学校でアンケートを行い、直接意見を聴いて、どの点を直すべきか明確にした上で、公園の整備を行うのがいいのではないかと考えました。
公園の整備や遊具を新しくするような計画はありますか。また、子どもたちにアンケートをして、公園を使いやすく、より楽しい場所にしていただけますか。
答弁:来年の夏休み前までに上鏡田公園を整備して、遊べるようにする予定です。この上鏡田公園も、地域の皆様と話し合って公園のイメージをつくり、音貝小学校の児童を始め地域の皆様にアンケートも行いました。
今ある公園も、長く大切に使ってもらえるように、町全域の計画をつくっているところです。来年度からは、今ある公園の遊具などを順番に直していく予定です。

▽町営コンポストの導入について
質問:生ごみは、水分が多く含まれていて、燃やすのに多くのお金がかかる上、二酸化炭素も大量に出てしまうので、環境に良くないです。カナダでは、既に公営コンポストを導入しているそうです。町では有機野菜の栽培にも取り組んでいるので、町営コンポストもつくって、もっと環境に良い町にしていただけませんか。
答弁:日本では、カナダのような政府からの支援が無く、公営のコンポストを導入することは簡単なことではありませんが、現在、町では、家庭用のコンポストなどの生ごみを処理するための容器や機械を購入する費用の一部を補助しています。

▽平和教育について
質問:8月15日の終戦記念日を出校日にして、平和について皆で考えたりできる場をつくってもらいたいと思いました。そのようなことは実現可能でしょうか。
答弁:8月15日は学校閉校期間となっています。また、出校日は、町内全ての学校を同じ日にしているとともに、近隣市と話し合って決めていますので、この場で変更の可否についてお答えすることは難しいです。ただ、ご提案いただいたことは、町内の全小中学校にお伝えします。小中学校では学年に応じた平和学習を行っていますが、平和や戦争について学習することは大切なので、学校の先生にも相談してみてください。

●福田芽夏議員
▽公園の改善について
質問:よく公園に行きますが、とても暑い日に日影があまりなくて、休みたいと思ったとき心地良く休むことができませんでした。町にある自然を使い、日影をつくることでより心地良く過ごすことができると思います。
また、小さい子ども向けの遊具の充実、足つぼや健康器具の設置、バスケットゴールやサッカーゴールなどを設置して、誰でも公園が楽しいと思えるようになったり、身近で運動できたりするような場所になってほしいと思います。
町の豊かな自然を生かし、水と緑あふれる、誰もが笑顔になれる公園をつくってほしいと思います。このような計画はできませんか。
答弁:ご指摘のとおり日陰が少ないと思いますので、公園に桜の木などを植えていきたいと考えています。また、遊具や健康器具などは、公園をつくるときに地域の皆様にアンケートなどでお聴きしながら、順番に公園を改善していきたいと考えています。
そして、ボール遊びができるような公園も増やしていきたいと考えています。これからも、「だれもが笑顔になれる公園」ができるよう、公園の整備を進めていきます。

▽ごみの収集の仕方について
質問:私が住んでいる地域では、ごみを集積場所に出すと収集されますが、町内の別の地域では、家の前に出すと収集されています。私は家の前に出すと収集される方法に統一したほうが良いと思います。自分の出したごみに対して、責任を持つことにもつながると思うからです。ごみの収集方法について、どのように検討していますか。
答弁:町には、約1,100カ所のごみ集積場所があり、燃えるごみは、収集車3台を使用し、朝の8時から夕方までかかっています。全てのご家庭が家の前にごみを出した場合を試算しますと、現在の約9倍の時間がかかり1日で作業が終わらなくなってしまいます。
家の前にごみを出している地域には、ごみ集積場所を利用していただくよう、地区の人と話し合いをしているところです。ごみの出し方のルールを皆様に伝えていきたいと考えています。

●古賀野唯愛議員
▽地球温暖化対策の取組について
質問:二酸化炭素を吸収する植物の力では足りないため、地球温暖化対策としてCO2を吸収してくれる自動販売機を公園に設置したり、町にもっと自然を増やすことはできませんか。町では、地球温暖化対策として今後どのような取組を考えていますか。
答弁:CO2を吸収してくれる自動販売機は、効果を検証する実証実験の結果を注視していきます。地球温暖化対策の取組としては、町内に電気自動車を充電する機械を設置してくれる企業に、機械を購入する費用の一部を補助しています。この他にも、プラスチックリサイクルの推進など、地球温暖化の原因となるCO2の削減につながる多くの取組を行っています。今後も、町で実施が可能な地球温暖化対策を検討し、実現していきたいと考えています。

▽総合病院の建設について
質問:町でも少子高齢化が進んでいくと思います。ららぽーとなど大型ショッピングモールや土地改良などが進んでいますが、総合病院の建設予定など将来の地域の医療についての考えを教えてください。
答弁:総合病院など入院ができる医療機関は、県の計画の中で決められている地域ごとのベッド数の範囲内で建設することができます。本町が含まれる地域には、大学病院や入院のできる病院がいくつもあり、そのベッド数の合計が、計画で定められている数を超えているため、現状では総合病院を建設することは難しい状況です。
町内の各地域で産婦人科や眼科などさまざまな医療機関の建設や計画が進められており、さらに医療分野が発展していくことが見込まれています。今後も、町民の皆様が安心して医療が受けられるよう、地域医療の充実に努めます。

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