とうごうトレンド「今、この人に会いたい!」

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今、東郷町でキラリと輝いている人にフィーチャー!

■“巨大絵馬に願いを込めて制作。昇り龍で2024年を上り調子に”
愛知県立東郷高等学校　美術部1年生
八田玖瑠美(はったくるみ)さん・近藤美羽(こんどうみう)さん・細川琴羽(ほそかわことは)さん・前田悠花(まえだゆうか)さん

今回の表紙は2024年の干支である「辰」の巨大絵馬です。龍が寿の玉を掴み、頭が絵馬から飛び出した勢いのあるデザイン。東郷高校美術部1年生が中心となって制作しました。2022年から続く3作目で、サイズは縦110cm、横180cm。富士浅間神社(祐福寺地区)に奉納され、初詣の参拝者を出迎えます。

▽世代を問わず喜ばれるカラフルで勢いのある「辰」
(八田さん)幅広い年齢層の人に親しみを感じてほしいと思い、龍の毛を黄やオレンジなど明るい色で塗りました。シックな龍ではなく元気が出るような龍を、明るいカラーで表現しました。
(近藤さん)絵馬にするための構図を持ち寄ったとき、美術部員のみんなから「ポップな干支の辰っていいね!」と賛同してもらい、私の下絵が採用されました。飛び出るデザインは、原案が昇り龍だから。子どもたちの目にとまる機会も多いので、怖がらせないように意識しました。
(細川さん)もともと動物を描くことが好きなので、ダイナミックな動きと、リアルに感じられる毛並みやウロコの描写に力を入れました。鼻には立体感を演出しています。多くの人に絵馬を間近で見てほしいと思います。
(前田さん)龍の勢いのある様子を毛並みで表現しました。龍の毛を燃える炎のように描きたいと考え、最後まで調整を続けました。赤と緑の補色をなじませたことや、黄から赤へのグラデーションにもご注目ください。

Profile東郷高等学校：県内で唯一、普通科の中に美術コースがあり、2年生から選択が可能。美術コースは全国の国公立・私立の芸大・美大・教育大への進学を目指し、将来、教員などの指導者となる人材や、芸術文化の発展に寄与できる人材の育成を目標とする。美術コースは、1年次は一般教科に重点を置き、進学に備えた基礎学力を身につける。2年次からも一般教科をしっかりと学習しながら、美術の専門的な学習に取り組む。1年次は美術部に入って技術を磨き、2年生からの美術コースに備える生徒も多い。