教えて!学芸員のタナカさん

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歴史民俗資料館の学芸員・田中が町にまつわる歴史や文化等を紹介するコーナーです。

◆機織(はたお)りで織姫気分?
昔、武豊町には七夕の物語に出てくる織姫のように、機織りをする女性がたくさんいました。「知多木綿」という言葉を聞いたことがあると思います。
知多木綿は、江戸時代から昭和初期まで知多半島で盛んに生産されました。この地域は、耕地面積が少なく、年一回の米の収入だけでは、生計を立てていくことは困難でした。
そのため、知多木綿の生産は農家の人々が副業で行っていました。農家の人々にとって知多木綿は、大切な収入源でした。
それほど農家の人々には、欠かせなかった機織りを資料館で体験することができます。昔ながらのリサイクル技法の裂き織りで、世界に一つだけのランチョンマットを作ることができます。資料館では、随時機織りの実演をしており、「トントンカラリ」という機織りの音が響いています。
ぜひ、みなさん織姫になってみませんか?
(参考：『武豊町誌資料編二』378ページ)
※機織り体験の日程等は本紙18ページをご覧ください

問合せ：歴史民俗資料館
【電話】73-4100