歴史民俗資料館の学芸員・田中が町にまつわる歴史や文化等を紹介するコーナーです。
◆おこしものってどんなもの?
「おこしもの?」と、思った人はもしかして愛知県以外のご出身ではありませんか?おこしものは、旧東海道を中心に広がったひな祭りのおやつで、愛知県の伝統的なお菓子なのです。
おこしものの由来については諸説あり、型に押してつくる押し物(おしもの)から派生して呼ばれるようになったという説や、型起こしすることから「おこしもん」「おこしもの」とも呼ばれたという説もあります。いつ頃から作られるようになったかは分かっていません。資料館で収蔵している木型は、一番古いもので明治10年(1877年)のものでした。武豊町では、明治時代もしくはそれより前からおこしものが作られていたかもしれません。
地域によって、行事のいわれや行事食も様々です。自分の地域で行われる行事やその土地ならではの食について楽しんでみませんか。
問合せ:歴史民俗資料館
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