議会のようす(4)

8／33

■令和5年6月定例会一般質問

◆伊藤吉弘　江南クラブ
▽消防署北分署建設計画について
問：澤田市長の選挙公約であるKビジョン3の中の1つに、「消防体制の充実を図る北部拠点の形成」が掲げられており、議会初日の市長の市政方針の中にも述べられている。また、この消防北部拠点は、私の令和4年度の一般質問でも、第6次江南市総合計画の改訂版へ明記していきたいと、市長から答弁があったと記憶しているが、令和5年度に改訂する市総合計画への明記は、どのように進めていく予定なのか。
答：第6次江南市総合計画の改訂の流れとしては、市民満足度調査にて、前期基本計画の成果と今後の課題を確認するとともに、市長の選挙公約を市長の戦略政策に反映し、後期基本計画の策定を進めていくことになります。10月ごろに外部委員を含めた市民会議を行う予定としていることから、7から9月ごろにかけて、後期基本計画の掲載内容について検討を行う予定としています。

▽他の質問項目
・消防職員確保の取組について
・機能別消防団員制度の導入について
・避難行動要支援者の避難行動支援の取組について・市の組織再編について

◆稲山明敏　江南クラブ
▽選挙での市民との約束について
a・安良地区の企業誘致について
問：自主財源をしっかりと確保するためにも、また新規に企業誘致を進めるためにも、今後新たな区画が確保できるようになれば、面積要件の緩和の検討を要望するが、当局の見解はどうか。
答：面積要件の緩和が可能であれば、同区域での企業誘致をさらに進める事ができると考えますので、地権者意向や企業ニーズの状況を見ながら、開発許可担当部局と検討していきます。

b・いこまいCARについて
問：当日予約の導入、市外利用制度の見直し、そしてさらには、市内どこでも500円ワンコインで行ける利用料金の見直しをぜひ実現してほしいと要望するが、当局の見解はどうか。
答：当日予約の導入は、予約時の手続きや運行業務の見直しの検討を進めています。また、市外利用や利用料金の見直しは、市の財政的な負担の増加について、問題がなければ実現できると考えますが、利便性の向上により需要が拡大することでタクシー事業者の運転士不足がより深刻になり、制度維持の支障になる恐れがあることから、事業者と綿密な協議を行う必要があります。

▽他の質問項目
・子供の行方不明対策について

◆土井　紫　江南クラブ
▽保育に関する課題の克服に向けて
問：育休退園の早急な解決が難しくても、何らかの救済措置は必要なのでは。
答：2歳児以上のクラスの場合は継続保育を実施すべく準備を進めています。要望育休退園して再入園を希望する家庭に、優先的に元の園に通えるよう調整するなど救済を検討してほしい。

▽区・町内会の存続を支えるために
問：役員のなり手不足や大きな負担などの課題に、市はどんな支援が可能か。
答：依頼業務の見直し、手続きの簡素化、負担軽減策の検討など対応します。

要望：インターネット上の掲載や書類作成例のような情報面での支援など、他市も例にできることを模索してほしい。

▽不登校対策について
問：学校へ戻すことのみを目指さない不登校対策について、市の取り組みは。
答：校内の居場所づくりとしてサテライト教室を設置し、児童生徒が自ら登下校時間、課題を定めて学習しています。

▽市民の安心を実現するために
問：愛知江南短期大学の閉学後、乳幼児向け「こ～たん避難所」の現状は。
答：廃止。今後、乳幼児用品などを備えた避難所開設に向けて協議予定です。

▽他の質問項目
・次世代の地域参画推進について
・公共施設の予約について

◆牧野行洋　江南クラブ
▽ドローン都市江南を目指す
問：草井グランドをドローン練習場として使用するにはどうしたらよいか。
答：周囲の施設利用者も含めて十分な安全対策が必要であると考えます。

要望：他の自治体では、無人航空機エリアを有する施設を整備するなど取り組んでいるが、ドローン都市を目指し、江南市にも担当部署の新設を要望する。

▽布袋でのサマーフェスタ(仮称)への支援金について
問：布袋商店街事業組合が夏祭りを開催予定だが、市の支援はあるのか。
答：商業団体が行う事業に対する既存の補助金制度(県の補助金制度と併用可能)を活用し支援していきます。

問：布袋駅東駅前広場にイベント用設備の設置はできないか。
答：多目的に利用できる広場とし、設備の構造的な検証も含めて検討します。

▽3歳未満児・第2子以降の保育料について
問：市の保育料は、近隣他市町と比べて、相対的に高い部分が多い。減額などは可能か。
答：国規定の範囲内で適正と考えます。

要望：保育料値下げは難しくても、第3子以降の半額の対象基準額を緩め、加えて保育料表記を見やすくしてほしい。