【一般質問】
原稿は、議員個人の責任で作成・掲載しています。
一般質問の録画映像は、二次元コード(本紙PDF版5ページ参照)からご覧ください。
■藤岡和俊 江南クラブ
▽障害者福祉について
問:改正障害者差別解消法が令和6年4月1日に施行された。市として、どのように市民や事業者に対し周知していくのか。
答:市では、「障害を理由とする差別の解消の推進に関する対応要領」を改正して市ホームページに掲載するとともに、内閣府ホームページで公表している「合理的配慮の提供等事例集」へのリンクを掲載し、具体的な事例を伝えられるようにしている。今後、江南市公式LINEなどを活用してさらに広く周知していく。
▽教育行政について
問:令和6年4月分の学校給食費が無償化され、また、市内に住所を有し、江南市立学校給食センターから給食の提供を受けていない児童・生徒の保護者には1カ月分相当の支援金を支給した。次年度もこの施策は継続するのか。また、無償期間などを拡大することについてはどのように考えているのか。
答:この施策は、子育て世帯への支援策として有効であり、次年度以降も継続して実施していきたい。また、無償期間などの拡大については、無償化をする期間にもよるが、経常的に多額の予算が必要となることから、財政部局と慎重に検討していきたい。
■大薮豊数 江南藤クラブ
▽ソウル江南区との親善友好都市締結が生む未来像
問:愛・地球博における「一市町村一国フレンドシップ事業」の相手国、ミクロネシア連邦およびブルキナファソとの交流について今後の見通しはどうか。
答:現在、行っている事業を継続して実施したい。要望令和7年は日韓国交正常化60周年という節目の年、江南市とソウル江南区で文化・経済交流など市民レベルから進めたい。
▽市の観光について
問:より多くの方にこうなん藤まつりを始めとする観光イベントにお越しいただくために、市では、どのような宣伝方法を考えているか。
答:県営名古屋空港や中部国際空港に乗り入れている国内外の航空会社の情報誌に掲載できるよう積極的にPRしていきたい。
▽稼ぐまちについて
問:産業構造や人口動態、人の流れなどの官民ビッグデータを集約し、可視化するシステムである地域経済分析システムRESASを議会でも利用したい。研修などできるか。
答:研修の機会を活用することも有益であると考えている。
■須賀博昭 無会派
▽介護認定審査会等のICT化について
問:今後の介護認定高齢者の増加に対して、市はどのような対策を考えているのか。
答:国の通知による介護認定基準の見直し、更新認定の有効期限の上限延長、認定審査会の簡素化などを注視しつつ、完全リモートによるオンライン審査会の実施や審査会資料のペーパーレス化、また調査員の労働環境改善のため、認定調査時にタブレット端末に入力できる認定調査支援システムの導入についても検討していく。
▽会計年度任用職員の処遇改善について
問:令和5年度、市では会計年度任用職員の賃金を遡及(そきゅう)して引き上げなかったが、今後は改善する予定はあるのか。
答:正規職員と同様に4月に遡及して改定後の報酬額を適用することは、遡及適用する対象者の範囲、給与システムの改修などの課題だけでなく、扶養の範囲内で勤務を希望する職員への影響も考慮し、改めて検討する。
問:職務の経験や評価によって、時給を引き上げるなどの制度の運用が必要だと思うがどうか。
答:経験年数や人事評価による昇給制度の運用については、他市町の状況なども確認し、財政的な影響も含め、今後の検討課題とする。
■長尾光春 江政クラブ
▽公共施設再配置計画の実施状況について
問:計画では小・中学校のプールは令和2年度から水泳授業で民間プールの活用を開始するとあるが、現在までの実施状況はどうか。
答:令和2年度から取り組みを開始し、令和5年度からは藤里小学校、門弟山小学校、西部中学校の全学年を対象に民間プールの活用を行っている。
▽江南市民プールの新設について
問:令和5年度の市内小・中学校15校のプールの年間維持、運営、修繕などにかかった経費の総額はいくらか。
答:民間プールを活用していない12校のプールの経費は約2020万円、民間プールを活用している3校のプールの経費は約480万円。合計で約2500万円となっている。
問:今後30年間小・中学校のプールを維持、運営するとした場合、総額で約7億5000万円かかることになる。民間プールの活用拡大が困難であれば、この経費を建設費用の一部とし、新たな屋内市民プールを市の中心に近い所に建設することを提案するが、市の考え方はどうか。
答:市民プールの新たな整備については、運営方法を含めた費用対効果について、市の大型事業として慎重な判断が必要になると認識しており、現時点で具体的な内容はない。
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