議会のようす 令和6年12月定例会(6)

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【委員会ダイジェスト】
■江南市職員退職手当支給条例の一部改正について
問：提案理由にある雇用保険法の一部改正の概要はどのような内容か。
答：主に就業促進手当の見直しおよび雇い止めによる離職者の基本手当の給付日数に係る特例などの暫定措置の延長が行われたもの。

問：条例改正によって市にどのような影響があるのか。
答：退職手当の額が、雇用保険法に定める失業等給付の額に達しない場合に影響は考えられるが、全体として大きな影響はない。

■江南市水道事業布設工事監督者及び水道技術管理者の資格等を定める条例の一部改正について
問：この条例の改正は、江南市水道事業や水道工事店にどのような影響があるのか。
答：江南市水道事業については、布設工事監督者の資格要件における水道の実務経験年数に下水道、道路、河川などの他分野の実務経験年数が加味されることや、学歴・学科要件における土木工学科以外の課程が追加されることなどから、資格要件を満たす職員が現状の2名から改正後は4名に増える。また、水道技術管理者についても、学歴・学科要件における土木工学科以外の課程が追加されることなどから、資格要件を満たす職員が現状の4名から改正後は5名に増え、いずれも資格要件が緩和され、江南市水道事業を安定的に継続するために必要な技術者を確保することができる。なお、水道工事店への影響はない。

■江南市防災行政無線(同報系)更新工事請負契約の締結について
問：一般競争により入札が行われているが、何者からの入札があったのか。
答：6者から参加申し込みがあり、1者が辞退したため入札者は5者である。

問：予定価格の内訳はどのようなものか。
答：機器費が約3億1700万円、撤去費を含んだ直接工事費が約5900万円、諸経費が約6600万円。

■江南市立児童厚生施設に係る指定管理者の指定の期間の変更について
問：指定管理料が増額となった理由は何か。
答：指定管理料の算出に当たり、最初に令和5年度の決算書を精査し、主に人件費と光熱水費などで134万9000円減額した。次に賃金の上昇を加味した結果、244万8000円増額となったことから、7年度は109万9000円の増額となった。

問：新児童館の指定管理者はいつ頃決定するのか。
答：指定管理にするのか委託にするのかも含め、まだ決まっていない。

■令和6年度江南市一般会計補正予算(第5号)
▽江南丹羽環境管理組合関係事業、尾張北部環境組合関係事業について
問：それぞれの負担金の負担割合は、どのような根拠で算出されているのか。
答：江南丹羽環境管理組合負担金の事業運営費負担金(令和5年度精算分)の負担割合は、補正前は、令和4年1月から12月まで、補正後は、5年4月から6年3月までのごみ搬入量の実績で算出されている。また、尾張北部環境組合の新ごみ処理施設建設費負担金の負担割合は、人口割と均等割で算出されている。

▽道路施設長寿命化事業について
問：舗装工事費が減額補正となっているが、減額分を地元要望に対応する工事として執行すべきではないのか。
答：地元要望に対応する舗装などの工事は道路側溝・舗装等整備事業で行っている。

▽交通結節点整備事業(布袋駅東地区)について
問：物件調査委託料を増額する理由は何か。
答：対象となっている医療機関の物件調査を進める中で想定していなかった機械設備および広告案内看板の調査と、その補償費算定が必要となったためである。

問：物件調査の対象となっている医療機関の移転には高額の補償費が必要となるため、移転が必要ない道路計画とするべきだったと考えるが、この医療機関は道路計画より前から開業していたのか。
答：平成19年に道路の基本計画を策定しており、22年に医療機関が開業した後に、道路区域の指定を行ったものである。

▽愛知県心身障害者扶養共済事業について
問：市が賠償することになった経緯は何か。
答：この制度は、障害のある方を扶養している保護者が掛け金を納め、死亡や重度障害など保護者に万一のことがあった場合に、障害のある方に終身一定額の年金を支給するもの。掛け金額の複数ある免除要件について、すでに一つで該当していたが、追加で別の要件に該当することになったとき、担当者が気づかず、免除申請の案内をしなかった。相手方は掛け金免除の一部を受けられなかったため、令和3年8月から5年6月までの期間、本来免除されるべきだった掛金との差額および遅延損害金を支払う。

▽障害者自立支援給付事業について
問：障害児通所給付費を増額する理由は何か。
答：障害に対する認知度が増し、療育の必要性を認識するようになった保護者が増加している。主に放課後等デイサービスおよび児童発達支援を利用する児童が、令和5年度と比べ6年度は見込みを上回り増加しているため。