■12月1日は世界エイズデー
世界エイズデーは、世界レベルでのエイズのまん延防止と患者・感染者に対する差別や偏見の解消を図ることを目的として定められました。この機会にエイズの正しい知識を身につけましょう。
◇エイズとは
エイズ(後天性免疫不全症候群)は、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)の感染によって起こります。
HIVに感染すると、免疫力が低下します。そして、健康な時は自分の力で抑えることができた病気にかかりやすくなります。抵抗力が落ちることで発症する疾患のうち、代表的な23の指標疾患が決められており、これらを発症した時点でエイズ発症と診断されます。
HIVに感染しても、早期に治療を開始することでエイズの発症を防ぎ、感染していない人と同じように長く、健康的な社会生活を送ることができます。
◇感染経路
HIVは主に(1)性行為による感染(2)血液感染(3)母子感染の3つの経路で感染します。日本国内では性行為による感染が約8割を占め、その多くが男性同性間の性行為による感染です。HIV感染を防ぐためにはコンドームを正しく使用することが重要です。
本来、HIVの感染力は弱く、特定の条件が整わなければ感染しないため、日常生活で感染することはありません。正しい知識を持つことが予防するうえで大切です。
◇日本におけるエイズの発生状況
令和5年新規HIV感染者・エイズ患者
新規HIV感染者:669件
新規エイズ患者:291件
報告数:960件
新規報告数は昨年より増加傾向です。新規報告数の約3割がエイズを発症して見つかっており、早期発見が重要です。HIV感染リスクがある方は、積極的に検査を受けましょう。
◇早期発見のために
HIV感染の有無はHIV検査を受けることでしかわかりません。検査は抗体検査で行います。感染の有無をはっきり確認したいときは、感染の可能性のある機会から3カ月以上たってから検査を受けてください。まずは自分の感染について知ることが早期治療への近道です。
◇HIV検査はどこで受ける?
HIV検査は保健所、病院、クリニックなどで受けることができます。また、全国の保健所では、無料・匿名で検査を受けることができます。HIV感染の心配が少しでもあれば、検査を受けるようにしましょう。
愛知県の検査実施保健所については本紙P.21の二次元コードをご確認ください。
※検査を希望される場合は、事前にホームページの確認をお願いします。
問合:津島保健所
【電話】24-6999
■長寿教室
日時・場所・定員等:下表のとおり
対象:市内在住の65歳以上の方
受講料:無料
申込:12月2日(月)~12日(木)に電話または直接問い合わせ先へ(応募者多数の場合は、初めて参加する方、要介護認定をお持ちでない方を優先の後、抽選)。
※1人1教室のみ申し込み可(お口のトレーニング除く)
問合:高齢介護課地域包括ケアG
【電話】55-9471
■市民病院公開講座
◇がんと言われたら…。あなたならどうする?
がんと言われると、心に大きなストレスをもたらし、どのようにがんと向き合えば良いか、不安に思うこともあります。
本講座は、がんと向き合うための大切なことをお伝えします。
日時:12月6日(金) 午後2時~3時
場所:市民病院2階講義室
講師:市民病院がん看護専門看護師、がん化学療法看護認定看護師
対象:どなたでも(当院に通院していない方も参加可能)
参加費・申込:不要
問合:市民病院地域医療センター
【電話】28-5151
内線3410
■「こころの体温計」をご活用ください!
よく眠れない、食事がおいしく食べられない、何をするにもおっくうなど、気になる症状があれば、ストレス状態のチェックをしてみましょう。市ホームページに「こころの体温計」を掲載しています。
◇心のストレスを感じたら?
・生活リズムを整えましょう。
・情報の集めすぎは、ほどほどに。
・不安な事を書き出してみましょう。
・友人や家族に不安な気持ちを話してみましょう。
◇身近な相談窓口
・こころの健康相談
保健センター
【電話】23-1551
平日 午前9時~午後4時30分
・メンタルヘルス相談
津島保健所
【電話】26-4137
平日 午前9時~正午、午後1時~4時30分
・あいちこころほっとライン365
【電話】052-951-2881
毎日 午前9時~午後4時30分
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