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自治体の皆さまへ

〔院長コラム〕一緒に考えましょう 健康のこと 医療のこと(84)

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愛知県津島市

市民病院 院長 神谷里明

■人生100年に向けて
日本人は長生きするようになり、100歳まで生きることが特別ではなくなっています。60歳を過ぎれば年寄りに分類され役割が無くなっていましたが、今では60歳を過ぎてからも40年生きる時間があります。きっかけになるのは定年だと思います。60歳定年が徐々に遅くなり65、70歳での定年も考えられます。それでも定年後20~40年時間があることになります。それだけの時間があれば新しいことに挑戦もできます。新しい自分を見つける良い機会です。そのためには体も心も整える必要があります。新しいことを始めるには気力、体力が必要です。常に自分を進化させる努力が必要で、目標をもって計画すれば遅すぎることはありません。60歳までに準備しておくことがあると思います。自分の人生が60歳(または65歳)で終わるのではなく新たな30年が始まると考え、身体的な衰えは仕方がないにしても挑戦できるだけの最低限の体力の維持が必要です。また知力、気力も伴わなければ新しいことは始められません。ある程度の衰えは覚悟のうえで、それ以上衰えないように日ごろから頭、心を鍛えておくことが必要です。常に新しいことに興味を持ち体を動かし、必要な栄養を確保しつつ(余分に取る必要はありません)次の30年に向けて充実した人生を送りましょう。
私は院長として7年間過ごしてきました。決してすべてが楽しい7年間だったとは言えませんが充実した7年でした。私にも新しい30年が待っています。全面的に方向転換はできませんが何か新しいことを始めたいと考えており、楽しみでもあります。今までありがとうございました。

◎神谷院長の院長コラムは今回が最終回となります

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