皆さんと本との出会いを求めて、新着の図書をご紹介します。
■児童書
◇『パパはたいちょうさん わたしはガイドさん』
ゴンサロ・モウレ 作
マリア・ヒロン 絵
星野由美 訳
PHP研究所
主人公は、視覚障がいをもつ父と娘。父は全盲で、娘の目は「すこし見える」と記されています。父は娘のことを「ぼくのガイドさん」とよびますが、娘にとっては父こそが頼れる「たいちょうさん」。2人は、毎日の通学を「たんけん」と呼び、手をつないで登校するのを楽しみにしています。
2人にとって、町を走る車はジャガーやインパラといった動物の群れ。28歩まで数えながら渡る横断歩道は、まるで大きな河。「見ることができない」父と娘は、どんな豊かな想像の世界を見ているのでしょうか?
◇『あたしは本をよまない』
コウタリリン 作
ちばみなこ 絵
BL出版
◇『石は元素の案内人』
田中陵二 文・写真
福音館書店
■一般書
◇『隆明だもの』
ハルノ宵子 著
晶文社
戦後思想界の巨人として知られる、父・吉本隆明。小説家の妹・吉本ばなな。俳人であった母・吉本和子。そして、漫画家である長女の著者。いったい、4人はどんな家族だったのでしょうか?
本書は、愉しく思い出すけれど、苦い思いも残る、吉本家名物のイベントの顛末や、父と関わりのあった人との思い出、そして最晩年の父の暮らしまで、ありのままに綴られた追想録です。何の組織にも属さず、定期収入もない中で、家族と猫を養い続けてくれていた、父への感謝と尊敬、そして誇りが伝わり、胸が熱くなる1冊です。
◇『ものづくり中部の革新者』
中部産業遺産研究会 編著
風媒社
◇『心ときめく和のお菓子』
西川千栄 著
ナツメ社
■5月の休館日
28日(火)
※毎月第4火曜日は、館内整理のため、分室(生涯学習センター、神島田公民館)もお休みします。
ご自宅から図書館ホームページで蔵書検索ができますので、ご利用ください。
津島駅構内(切符売場前)に「図書返却ポスト」を設置していますので、ご利用ください。
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