皆さんと本との出会いを求めて、新着の図書をご紹介します。
■児童書
◇『おとうとのねじまきパン』
高橋うらら 著
合同出版
1932年、日本軍は中国の東北部に、「満州」という国を作りました。そこでは豊かな暮らしができると信じて、多くの日本人が満州に渡っていきました。
ところが、戦況が悪化すると日本軍は満州の軍隊を引き揚げました。そのせいで、ソ連との戦争が始まった時には、満州にいた多くの一般の日本人が取り残されてしまいました。
終戦後、13歳の和子さんとその家族も日本を目指します。しかし、5歳の弟が病気になってしまいました。和子さんは、衰弱した弟にお砂糖を与えたくて、1人、満州の首都・新京へ向かいます。
◇『ひき石と24丁のとうふ』
大西暢夫 著
アリス館
◇『泣いちゃうわたしと泣けないあの子』
倉橋燿子 著
講談社
■一般書
◇『水族館飼育係だけが見られる世界』
下村実 著
ナツメ社
「水族館大国」と言われるくらい水族館が多い日本。著者はいくつかの水族館の飼育係として携わり、かつては大阪府の水族館・海遊館の立ち上げにも関わっていました。
展示に必要な魚を捕獲するため、日本国内はもちろん、北極や、果てはインドネシアのジャングルまで東奔西走。水族館飼育係の知られざるお仕事が垣間見えます。
また、飼育する側でないと見られない生きものたちの力強く、時には愛らしい姿を、親しみやすい文章で語ってくれます。
◇『この窓の向こうのあなたへ』
小手鞠るい 著
佐藤まどか 著
出版芸術社
◇『結婚の社会学』
阪井裕一郎 作
筑摩書房
■8月の休館日
27日(火)
※毎月第4火曜日は、館内整理のため、分室(生涯学習センター、神島田公民館)もお休みします。ご自宅から図書館ホームページで蔵書検索ができますので、ご利用ください。
津島駅構内(切符売場前)に「図書返却ポスト」を設置していますので、ご利用ください。
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