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自治体の皆さまへ

田原市の20年、あなたの20年(2)

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愛知県田原市

■10年前からのメッセージ
10年前の2013(平成25)年に「市制10周年」を記念して市が実施した「夢レター」は、「未来の自分や大切な家族、友人などへ10年の時を超えて手紙を届ける」という企画でした。

このポストでお預かりした未来への手紙は約700通。
2023(令和5)年8月、10年の封印を解き、皆さんの元へ手紙をお届けしました。手紙が届いた方は、10年の時を超えてどんなメッセージを受け取ったのか?「夢レター」を出した方々を取材しました。

小久保 颯太(そうた)さん(23歳)
●夢レターが届いた時、どうでしたか?
今、大阪の料理店で働いているのですが、手紙を見たのがちょうど親方に怒られて、とてもへこんでいる日だったんです。母から写真付きで連絡をもらったんですけど、(メッセージが)めちゃめちゃ刺さりました!勇気をもらいましたね。中学生時代の自分と、今の自分がいい意味で変わっていなくて、一貫性があって安心しました。
この企画、とても良いですよね!田原市の中学生には、全員やってもらいたいです!

●10年を振り返ってどうですか?
手紙を書いたのが13歳で、将来のことに悩んでいた時期でした。自分では、高校を卒業してから、この10年が一番伸びる時期だと思って、がむしゃらに頑張ってきました。色んなことを経験し、たくさんの人と会って話を聞くことを心掛けてきたつもりです。

●今、夢中なことは?
今は美味しいものを作ることしか考えていないです。親方には言えませんが(和食ではない)パスタも得意です!もうすぐ自分のお店を持たせてもらえそうなので、それに向かって頑張っています。料理の技術だけでなく、仕入れやお客さんとの会話、店内の捌き方など、学ぶこと、磨かなければいけないことはたくさんあります。

●10年前の自分へのメッセージ
「自分は、頑張ってるぜ!!」と伝えたいです。

●田原市にどんなまちになってほしいですか?
田原に戻ってくると、新しい場所やお店ができています。もう少し人が増えたら、自分も店を出してもいいかもしれないと思います。もっともっと盛り上がっていけばいいですね。

・23歳の自分へ「これからも仕事やらなんやらを頑張ってね!」というメッセージ。当時仲良しだった友人たちの似顔絵も
・今は大阪の料理店で修業中。「たくさんの人に自分の料理を食べてもらいたい!」と夢を語ってくれた

吉田 毅(たけし)さん 千加世(ちかよ)さん 愛苺(めい)さん(16歳) 結苺(ゆい)さん(15歳)
●夢レターが届いた時、どう感じましたか?
千加世さん:すっかり忘れていて!娘たちもびっくりしていました。
愛苺さん:(お父さんとお母さんへの手紙に)今だと絶対に書かなそうな内容が書いてあって恥ずかしかったです 笑
毅さん:家族の関係性や、子どもたちの様子が、10年前も今も、変わっていないなぁと感じました。

●夢レターは、どんな気持ちで出しましたか?
千加世さん:10年後の子どもたちに、今の私の気持ちを届けたいと思って。子どもたちがこのまま元気に育ってくれたら、という願いを込めました。

●この10年間はどうでしたか?
千加世さん:とにかく家族で、市内の色々な所へ出掛けていました。春は滝頭へ桜を見に、夏は海水浴へ、秋はお祭り、冬は菜の花まつり。田原市は子育てしていると、出掛ける先に困らない場所だったと思います。

●10年後の田原市にはどんなまちになってほしいですか?
毅さん:子育てがしやすいというのは一番大切なんじゃないかと思います。子どもたちが暮らしやすく、住み続けたいと思えるまちになってもらえたらと思います。
結苺さん:姉と「亀の子隊」の活動に参加していて、「ここを世界一の海にしたい!」と思って頑張っています。
千加世さん:伝統文化や海や山の自然など、変わらないでほしいところもありますが、今あるものを大切しながら、暮らしやすいまちに、みんなでしていかないといけないと思います。

・田原市は子どもが笑顔になる場所がたくさんあった
・お母さんから子どもたちへ「自分の力を信じて、歩んで」というメッセージ。子どもたちからは「ぱぱ、ままだいすき」とかわいい文字が
・学業に加え、地域の環境活動や琴の演奏にと忙しい結苺さん。まちの人たちが大好きで、将来は人と関わる仕事に就きたいと考えている。
・昔、ケガをしていた猫を助けられなかった思い出から、田原市で動物を助ける仕事ができたら、という愛苺さん。勉強とスポーツに奮闘中。

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