■子どもの心と身体を守るためプライベートゾーンを知ろう!
▼「身体の大切な部分」を伝えよう
自分の身体の大切なところで、必要な場合を除いて誰かが自分の同意なく見たり触ったりしてはいけないところをプライベートゾーンと言います。具体的には「下着で隠れる部分(胸、おしり、性器)と口」を指します。
○プライベートゾーンとは?
下着で隠れるところ(胸とおしり、性器)と口
プライベートゾーンの知識がないと、性被害にあっても気が付かなかったり、知らず知らずのうちに加害者になってしまうこともあります。
令和3年3月に報告された内閣府の調査によると、未成年で性被害にあってしまうことも珍しくないことがわかります。
○内閣府の調査によると…
無理やり性交などをされたことがある
24人に1人
このうち
未成年で性被害にあったことがある
約50%
このうち
小学校入学前 約8.5%
小学生のとき 約11.3%
男の子でも、女の子でも被害にあうことはあります!
性被害に巻き込まれないためにも、幼少期からプライベートゾーンを理解することが大切です。
▼生活の中で伝える
生活する中で、子どもに日常的に「自分の体は自分のもの」だと伝えましょう。着替えのタイミングや、お風呂の時などに「ここは、顔、口、おしり…」など、クイズ感覚で話ができると楽しく伝えることができます。
絵本を通して、性やプライベートゾーンについて伝えることもできます。
○例えば、こんな本があります
・だいじだいじどーこだ?
遠見才希子/著
大泉書店
・性の絵本
たきれい/著
KADOKAWA
・うみとりくのからだのはなし
遠見才希子/著
童心社
相手の「いいよ」がないときは、他の人のプライベートゾーンを見たり、触ったりしてはいけないことを伝えましょう。
▼もしものときは
○NO・GO・TELL!
誰かにプライベートゾーンを触らせてと言われたり、見たりしてきたり、自分が嫌だと感じたことをされた場合、「NO=ダメ、いやだ」「GO=逃げる」「TELL=大人に話す」が大切ということを繰り返し伝えていくことが重要です。自分の身体は自分のもので、嫌だなと思うことをされたら嫌だと言って逃げてよいことを伝えましょう。
また、子どもがSOSを出しやすいように、日頃から「困ったことがあったら相談してね。」と声をかけ、子どもがSOSを出しやすい関係性を築きましょう。打ち明けられたときは、「話してくれてありがとう。」と伝え、否定せずに子どもの話を聞くことが大切です。
問い合わせ:健康課
市役所内【電話】23-3515
あつみライフランド【電話】33-0386
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