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〔特集〕住み慣れた家で安心「在宅避難」への備え

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愛知県田原市

地震や台風などの災害が起きた時、皆さんはどこに避難しますか?
一番に思いつくのは、小学校や市民館などの市が指定している避難所ではないでしょうか?もちろん指定避難所は避難先の一つですが、他にも避難が可能な場所がいくつかあります。
その中の一つ、「在宅避難(自宅で避難生活をすること)」について紹介します。

■避難が可能な主な場所(避難先)
・安全なホテルや旅館
※別途費用がかかります。
・小学校や市民館などの指定避難所
・安全な親戚・知人宅

■災害発生時の基本的な避難の流れ

※災害発生時は正確な情報を入手し、より安全な場所に避難しましょう!

■避難所利用者登録票を知っていますか?
災害発生時は必要に応じて、皆さんの安否確認を行います。その際に便利なのが「避難所利用者登録票」です。必要事項を家族単位で記入できるようになっており、事前に記入して非常持ち出し袋に入れておくと、安否確認をスムーズに行うことができます。

■在宅避難のための必要な備え
(1)自宅の安全確認
防災マップ(津波)・ハザードマップ(高潮・土砂災害・河川浸水)などで事前に確認しておきましょう。
(2)耐震化・家具の固定
自宅の耐震化・家具の固定も大切な備えとなります。市が実施している無料でできる耐震診断や改修促進補助金の制度がありますので、ご利用ください。
(3)飲料水・食糧や生活必需品の確保
飲料水・食糧は最低3日分(できれば1週間分)を用意しましょう。コンタクトレンズ・常備薬などのご自身にとって必要なものなども忘れずに準備をしておきましょう。
(4)ライフラインが使用できない時への備えを考えておく
電気・水道などのライフラインが使用できなくなることを想定した備えも必要です。特にトイレの心配をされている方のために、自宅のトイレを使った方法を次で紹介します。

■在宅避難時のトイレの備え
電気、水道、下水道に異常が発生した場合、トイレを使うことに支障が出てしまいます。そんな時にできる自宅のトイレ対策を考えてみましょう。

○はじめに
トイレの止水栓を止め、貯水タンクの水を流さないようにする。
※水を流してしまうと、臭いや虫が発生する原因となります。
(1)便座を上げてごみ袋をかぶせる(養生テープがあれば固定する)
(2)便座を下ろしてもう1枚ごみ袋をかぶせ、水分を吸収するもの(新聞紙や使わない布など)をごみ袋の中に入れる。
(3)用を足し、市販の凝固剤や消臭剤があれば、上からかける。
(4)便座にかぶせたごみ袋を取り出し、空気を抜いてしっかり縛る。
(5)黒いごみ袋や防臭袋に入れて、ふたのついたごみ箱に入れて保管し、市の指示に従って処分する。

ストレスの少ない避難生活を送ることができるように、住み慣れた自宅で在宅避難したいとお考えの方は、事前の備えをしっかりしておくことが重要です。今日からできる防災への備えを始めましょう。

この在宅避難特集の他に、本紙22ページ「ヘルシーナの健康応援ナビ」では、子どもと一緒に防災対策、本紙26ページ「ねっちゃんの防災知恵袋」では、線状降水帯について、27ページ「Shutoのイヌスタグラム」では、ペットの防災対策を紹介していますのでぜひご覧ください。

問い合わせ:防災対策課
【電話】23-3548

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