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〔特集〕みんなで乗ろう!公共交通(2)

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愛知県田原市

■はたらく人にINTERVIEW(インタビュー)

▼「大好きな田原市で公共交通を担えることに、やりがいを大きく感じている」
豊鉄バス運転士
長谷 尚記さん(36歳)
運転歴:2017年5月~

●普段の業務内容は?
伊良湖岬~豊橋駅前間の本線・支線の運行業務、バスの中の清掃、洗車、運賃箱の精算、赤羽根中学校のスクールバス運行(3週間に1回程度担当)、貸し切りバスの運行などを担当しています。

●バス運転士の仕事の魅力
山や海があり、自然が豊かで、大好きな田原市でバスの運転士として公共交通の一端を担えることにやりがいを大きく感じています。今はなくなってしまいましたが、以前は伊良湖から豊橋まで直通の路線があって、愛知県で一番長い路線を運転するという誇りもありました。人から見られる仕事でもあるので、プライドを持って仕事に取り組んでいます。また、お年寄りの方から、「運転上手いね」と話し掛けられることもあり嬉しく思います。

●バスを運転する上で心掛けていること
交通事故には当然気を付けていますが、バスの場合、車内での事故も多いため、車内事故を防ぐことも心掛けています。お客さんの動向を注視し、急な動作とならないようなハンドリングやブレーキ操作を意識しています。また、降車ボタンがしっかり光るか動作確認も欠かしません。ボタンが光らないとバスが止まる前にお客さんが立ち上がってしまうので、事故防止のためにもしっかり確認しています。
その他にも、田原のお店の情報にはなるべくアンテナをはるようにしています。お客さんに正確な情報を伝えたいので、飲食店など「このバス停の近くにはこのお店があるよ」と伝えられるようにしています。

●バスから見ることのできるおすすめの風景
基本的に運転に集中しているので周りを見ませんが…(笑)
冬の空気が澄んで無風の日は、三河湾の波が立っていなくて、海が綺麗に見える江比間の坂からの景色や、伊良湖岬のフェリー乗り場に向かっていくあたりの坂から見える夕日がとても美しいのでおすすめです。

●バスの利用者へメッセージ
伊良湖1DAY・2DAYフリーきっぷ、元気パスなどお得な乗車方法があるのでぜひ気軽にバスに乗ってほしいです。貸し切りバスも運行しているので、旅行を計画する際にはぜひ利用してください。

▼「通勤・通学する人の命を預かり、自分の運転で送り届ける」
渥美線運転士
髙栁 聖斗さん(25歳)
運転歴:2017年4月~ 車掌
2020年1月~ 運転士

●普段の業務内容は?
運転士として三河田原駅~新豊橋駅間の渥美線の運転、車掌として利用者の接客、切符の回収、発車前・運行後の列車の点検などを担当しています。
渥美線を終電まで運行し、終電後、三河田原駅に泊まり、翌日の朝9時ごろまで運行する「泊まり勤務」をすることもあります。

●渥美線運転士の仕事の魅力
お客様の命を預かり、自分の運転で送り届けることにやりがいを感じています。
また、渥美線は地域密着型で、利用者から声を掛けられることがよくあります。「大変だね」「暑いね」など雑談で気軽に話し掛けてもらえるのは渥美線の魅力の一つだと思います。

●渥美線の利用者とのエピソード
自分が入社した頃の車掌時代から声を掛けてくれる常連さんがいて、「運転士さんになったんだね」と話し掛けられることがあり、ずっと見ててくれているんだなと嬉しく思いました。

●渥美線を運転する上で心掛けていること
乗車している時の乗り心地を考え、快適に乗車してもらえるように心掛けています。また、急ブレーキはしないように、やさしいブレーキをするようにしています。

●渥美線から見ることのできるおすすめの風景
やぐま台駅~杉山駅にかけて、田園風景が広がっていて、夕日が綺麗に見えます。また、夜中の最終電車になると運行の終わった電車が三河田原駅の5番線まで帰ってきて、5本並ぶ電車が見ごたえがあります。

●渥美線の利用者へメッセージ
渥美線の運転士として、無事故で安全に運転するので、これからもぜひ渥美線を利用し続けてほしいです。

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