■田原市の農産物を世界へ
近年、健康的なイメージや見た目の美しさなどから日本食が世界的なブームです。海外では日本食レストランが年々増え、国は農林水産物・食品の輸出を促進しています。本市もJA愛知みなみや他の自治体と連携し、人口増加や経済成長が著しいアジア地域を中心に農産物の輸出に取り組んでいます。
今回は、今年度の海外への農産物輸出に関する取り組みを紹介します。
●豊橋市と連携した農産物輸出
本市は豊橋市と連携して香港、シンガポール、カンボジア、グアムへの農産物の輸出に取り組んでいます。3月にFOODEXJAPANに参加し、国内外の多くのバイヤーへ田原市産農産物のPRを行いました。香港、シンガポールで12月に開催される「愛知県産農産物フェア」でも、田原市産農産物をPRする予定です。
また、今年度から新たに香港へは、赤肉メロン、ハウスみかん、坊ちゃんかぼちゃを、カンボジアへは、ハウスみかんの輸出を開始しました。輸出した商品は評判がよく売れ行きも好調でした。
●三遠南信地域での連携
三遠南信地域(豊橋市、静岡県浜松市、長野県飯田市)は、平成29年度から各市自慢の農産物をマレーシアへ輸出しています。田原市からは、夏にメロン、秋冬にブロッコリーやカリフラワーを輸出しました。今年度は、新たに大葉、ハウスみかんの輸出を行いました。
また令和4年度から取り組んでいる、花の輸出促進事業では、豊橋市、浜松市と共同で花の電子カタログを輸出業者に提供して、全世界へ発信しています。本市は、グロリオサを紹介していますが、その他の花きも輸出を目指し、輸出業者との商談に取り組んでいます。
●今後の取り組み
国内の人口減少により市場縮小が見込まれる中で、人口増加や経済成長が見込まれる国々への販路を拡大する取り組みは、本市として極めて重要です。
今後も田原市産農産物の認知度の向上や安定した販路の形成を目指し、農産物の海外販路拡大に向けた取り組みを継続して行っていきます。
問い合わせ:農政課
【電話】23-3517
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