■心配してくれる人がいることで、救われる人がいます
~大切な人を支えるゲートキーパーとは~
日本では今、年間2万人を超える人が自ら死を選んでしまっています。厚生労働省の意識調査では、4人に1人が「これまでに本気で自殺を考えたことがある」と答えています。自分は考えたことがなくても、自殺を考えるほどの悩みを抱えている人が周りにいるかもしれません。
そんな周りの人のSOSに気付き、悩みを聴き、支援につなげ、見守る人を「ゲートキーパー」と呼びます。
特別な資格や研修は必要なく、誰でもゲートキーパーになることができます。
■ゲートキーパーの役割
▼変化に気付く
家族や仲間の変化に気付き、声を掛ける。
○気付きのポイント
・元気がない
・体調不良を訴える
○声掛けの例
「疲れているみたい。眠れてる?」
「何か悩んでる?よかったら話して」
▼じっくり耳を傾ける
悩みを抱えている人は、それを打ち明けることで、心を軽くすることができます。
○声掛けの例
「よく話してくれたね」
「辛かったね、大変だったね」
「よく頑張ったね」
▼支援先につなげる
本当の問題解決のためには、専門機関などの力も必要です。相手の意思を尊重しながら、専門窓口へ促す言葉を掛けてみましょう。
○声掛けの例
「こんな相談先があるけど、どう?」
「一緒に行くから、行ってみない?」
▼温かく見守る
心身の健康の回復には時間がかかることがあります。必要であれば、相談にのることを伝えることが、安心感につながります。
○声掛けの例
「いつもそばにいるよ」
「またいつでも話してね」
自分が相談された時のつなぎ先(相談窓口など)を知っておきましょう。ゲートキーパー自身の健康管理、悩み相談も大切です。
▼相談窓口
○保健師等による心とからだの健康相談(8時30分~17時/土日祝日除く)
市役所健康課【電話】23-3515
あつみライフランド【電話】33-0386
○こころの相談 豊川保健所
(精神保健福祉相談員への相談ができます)
【電話】0533-86-3626(9時~16時30分/土日祝日除く)
○こころの健康相談統一ダイヤル
【電話】0570-064-556(土日祝日も20時までつながります)
少しでも多くの方が「自分もゲートキーパーになれる」という意識を持って、できることから行動を起こしていただきたいです。大切な人が悩んでいることに気付いたら、ほんの少し勇気を出して声をかけてみませんか。
問い合わせ:健康課
市役所内【電話】23-3515
あつみライフランド【電話】33-0386
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