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〔特集〕令和6年度 田原市のまちづくり

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愛知県田原市

2月29日(木)に開会した令和6年田原市議会第1回定例会の冒頭、山下政良市長は、令和6年度の市政運営を明らかにする施政方針を説明しました。令和6年度予算案も原案通り可決されましたので、施政方針の要旨と新年度予算の概要をお知らせします。

■施政方針の要旨
私が市民の皆さまの信託を賜り、3期目の市政を担わせていただいてから、早10カ月が過ぎようとしております。3期目の就任時に申し上げたとおり、私の目標である「渥美半島を元気にし、訪ねてみたい、住み続けたいと思っていただけるようなまちづくり」に向け、さまざまな施策に着手しているところでございます。

昨年を振り返りますと、5月に新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが2類から5類へ移行し、行動制限のない中でさまざまなイベントが実施されました。各地で賑わいが見られ、コロナ禍前の日常が戻りつつあることが実感できました。
このような中、まず、本市は昨年8月に市制施行20周年を迎えました。この機会を契機に、本市のこれまでの歩みを振り返り、魅力を再発見し、郷土愛を高めるため、記念式典の開催や市民公募事業の実施など、さまざまな関連事業を行ってまいりました。
次に、三河港田原地区では、国の新規事業として採択された公共埠頭の水深10メートルへの増深と耐震強化岸壁の整備が開始されました。これにより、バルク貨物輸送の効率化や船舶の大型化への対応、大規模災害の発生に備えた機能拡充につながることから、企業進出への追い風となるなど、本市への大きな波及効果を期待しています。
この他にも、6月には、東三河地域の魅力を世界に発信することを目的とした「アイアンマンレース」が渥美半島を舞台に開催されました。世界的にも注目度が高いこの大会には、日本全国、そして海外から約700名の選手が集まり、市民の皆さまをはじめ、多くの方々にご協力をいただき、開催できたものと認識しております。

令和6年度は、今後10年間のまちづくりの根幹となる最上位計画である「第2次田原市総合計画」がスタートする年となります。本計画においては、特に今後の人口減少社会を見据え、それに適応した活力あるまちに向け、さまざまな主体が地域の魅力を活かしていくことを重点テーマとして掲げています。そのため、予算編成における重点施策として、「住み続けたいまちづくり」、「住んでみたい・訪ねてみたいまちづくり」、「未来につながるまちづくり」の3つの柱を掲げ、元気な渥美半島の実現に向けて取り組んでまいります。

平成27年4月に市政の舵取りを担わせていただいて以来、本年は10年目という節目を迎えます。市民の皆さまと一緒に知恵を出し合い、本市の未来を担う子どもたちを育み、夢を持てる、誇りに思えるような「まち」をつくっていきたいと思い、令和6年度予算を「子育てを応援し、たはらの未来を彩る」予算として編成いたしました。
市民の皆さまの格別のご理解とご協力をお願い申し上げます。

施政方針の全文は、市HPでご覧いただけます

■予算の概要
一般会計の予算額は、新たにスタートする子ども・子育て施策や、豊橋市とのごみ処理施設の広域化に伴うごみ中継施設の建設などの影響により、前年度比24億3000万円増の319億7000万円となりました。特別会計を含めた予算総額は約472億円で、前年度よりも約26億円増加しています。

▪歳入
企業の業績見込みによる法人市民税の増加に伴う、市税の増加を見込むとともに重点施策などを実施するため、財政調整基金を始めとする基金(貯金)からの繰り入れや大規模事業への地方債の活用により、財源を確保しました。

▪歳出
農業団体の施設整備に対する補助事業が完了したことにより農林水産業費が減少しましたが、豊橋市とのごみ処理広域化に向けたごみ中継施設の整備により衛生費が大きく増加しました。

▪令和6年度の重点施策
・住み続けたいまちづくり
・住んでみたい・訪ねてみたいまちづくり
・未来につながるまちづくり

○一般会計の内訳

○市税の内訳

○会計別予算

※グラフおよび表中の予算額は表示単位未満が切り捨ててあるため、合計額とは一致しない場合があります。

問い合わせ:財政課
【電話】27-8601

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