知立市長 林 郁夫
新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
「100年に1度のまちづくり」として進めています知立駅周辺整備事業に伴い、知立駅の姿も大きく変わってきております。
名鉄本線と三河線の約4.3kmの線路を高架にする鉄道高架事業も、昨年、本線の豊橋方面行きが高架線に切り替わり、本線の踏切遮断時間が短縮されてきているほか、本年3月には、三河知立駅が竜北中学校付近に移設開業されてまいります。
今後、令和7年度に本線の名古屋方面行き、令和9年度には三河線の豊田方面と碧南方面行きがそれぞれ高架に切り替わってまいります。事業完了後は、10基の踏切が無くなりますので、駅周辺の交通渋滞が大きく緩和される他、各階を結ぶエレベーターやエスカレーターが設置され、乗り換えしやすい環境となります。
併せて、駅前において、マルシェなど様々なイベントも随時開催するなど、魅力を発信してまいります。
また、本年も、「産後ケア事業」や「こんにちは赤ちゃん訪問」、「ブックスタート事業」、「プレイウッド事業」など、妊娠中から出産・子育て期まで切れ目のない子育て支援を着実に実施すると共に、魅力ある学校設計事業の実施、また、児童・生徒に配布しましたタブレットを積極的に活用するなど、きめ細やかな学校教育環境づくりに努めてまいります。
さらに、高齢社会への取り組みとして、本年も、知立市介護保険事業計画・高齢者福祉計画で定めております「健康でいきいきと安心して暮らせるまち」の理念に基づき、高齢者サロンやまちかど運動教室の更なる拡大や生涯学習活動の一層の推進などを図るなどし、「100歳元気なまち」を目指してまいります。
知立市は、「SDGs未来都市」に選定され、「知立市人権尊重のまち」宣言も行いました。
持続可能な社会づくり、また、誰一人取り残さない社会をつくるため、本年も、職員一同、市民の皆様方に心を寄せ、誠心誠意、全力で職務に邁進してまいります。
本年も、皆様方にとりまして、素晴らしい年になりますことをご祈念申し上げ年頭のご挨拶とさせていただきます。
知立市議会議長 小林 昭弌
新年あけましておめでとうございます。
市民の皆様におかれましては、輝かしい新年をお迎えのことと、心よりお慶び申し上げます。平素より市議会に対し、温かいご支援とご理解を賜り、厚く御礼を申し上げます。
昨年をかえりみますと、新型コロナウイルス感染症の法律上の位置づけが、5類感染症へ移行となり一つの節目を迎えました。市民の皆様も3年という長きにわたり行動制限や自粛を求められていましたが、市民生活を取り戻すための一歩を踏み出し、ポストコロナの社会構築に向け、動きはじめたことと思います。
また、昨今の状況を見てみますと、世界情勢の影響により、エネルギーや円安による物価の高騰が市民生活に大きな影響を及ぼしています。市議会としましても、現状をしっかり把握して必要な政策を適時展開すべく、市当局に対して支援施策等の実施を求めてまいります。
議会改革としましては、令和4年度から行っている常任委員会から市に対する政策提言を、所管事務調査や他市への行政視察を行い取りまとめ、8月に提出しました。今後も、市政進展に向けた提言を行ってまいります。
市民への広聴活動の一環として実施している委員会座談会は、知立駅周辺整備特別委員会と議会改革特別委員会が市内の団体等と開催し、活発な意見交換を行いました。
さらに、12月定例会からは本会議のライブ配信を導入し、どこにいても市議会の議論の状況を見ていただくことができるようになりました。市民の皆様にとってより身近な議会になるとともに、市議会への関心を持っていただくことができればと思っております。
我々市議会は、市民の代表議事機関として行政の監視や政策提言を行うことはもちろん、自らを律する議会改革をさらに推進し、市民の皆様と一体となって知立市がさらに発展していくよう努めてまいる所存でございます。
結びにあたり、まだまだ不安定な社会情勢が続いている状況の中、支え合う気持ち、思いやりのある行動が大切だと思っております。市民の皆様が健康で安全に過ごされることを心よりご祈念申し上げますとともに、市議会に対しまして、さらなるご支援とご理解を賜りますようお願い申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
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