知立市の総合計画の基本方針の一つ「自助・共助・公助が息づく協働のまちづくり」について申し上げます。
自助は、自分そして家族で支え合うこと、また、共助は、地域や隣近所でお互い助け合うことであります。
様々な行政課題に対し、私ども市役所職員は行政責任をしっかり果たしていくこと(公助)は当然でありますが、一方で、自助・共助は、非常に重要です。
例えば、六千数百人以上の人がお亡くなりになられました阪神淡路大震災では、一命を取り留められた90%前後の人が隣近所の助け合いであったといわれています。
大地震の際には、私ども市役所職員も被災者となります。また、道路が寸断されるなどし、すぐには、お一人おひとりに対して救助に向かうことが難しいため、隣近所の助け合い、共助が不可欠であります。
「自助・共助・公助が息づく協働のまち」となることで、安心安全力や福祉力などもより高まってくるものと思っています。
皆さま方におかれましては、日頃から、町内会活動などを通じての絆づくりをよろしくお願いします。
知立市長 林 郁夫
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